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毎日1分!英字新聞 石田

教皇に米国のロバート・プレボスト枢機卿 『レオ14世』

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American Cardinal Robert Prevost Elected as Pope Leo XIV
Cardinal Robert Francis Prevost has been elected as the 267th pope of the Catholic Church, taking the name Leo XIV. He is the first ever pontiff from the United States.

■チェック

・cardinal 【カトリック】枢機卿
・be elected as ~に選ばれる
・pope (=pontiff) ローマ教皇
・Catholic Church カトリック教会
・take the name ~を名乗る

■対訳

「教皇に米国のロバート・プレボスト枢機卿 『レオ14世』」
ロバート・フランシス・プレボスト枢機卿がカトリック教会の第267代教皇に選出され、『レオ14世』を名乗ることとなった。史上初のアメリカ出身教皇の誕生である。
■訳出のポイント
cardinal の語源は
「蝶番」「軸」「要所」
を意味するラテン語 cardo。
ここから、
「物事の要の」「中心の」→「最重要の」「中枢の」
という意味になっています。
カトリック教会では、
「教会の軸になる人」→「枢機卿」
というわけです。
Cardinal Robert Francis Prevost
「ロバート・フランシス・プレボスト枢機卿」
のように、特定の人物を指す場合は
固有名詞扱いになり大文字で
Cardinal
と記します。
take the name ~ は
「~という名前を(選んで)名乗る」
という言い方。
とりわけ、新しい立場や役割に就く際に名前を変える場合に使われる表現です。
宗教、王室(皇室)、儀礼、称号に関するニュースでしばしば登場するので、確認しておきましょう。
今回は
枢機卿だった「ロバート・フランシス・プレボスト」が、教皇になり、「レオ14世」と名前を変えた、という内容です。
taking the name Leo XIV で
「『レオ14世』を名乗る(こととなった)」
というわけですね。
ちなみに、欧米の名前で
「_世」
という場合はローマ数字で記すのが一般的です。
ここでは、
X = 10
IV = 4 なので、
XIV = 14
ということですね。
本文第2文については、
from は
【出身・起源・所属】
を表す前置詞だということに注意しましょう。
具体的にはこの文では
“どこ(の国)から来た教皇なのか”
という出身地を表すのに用いられています。
すなわち、
from the United States
「アメリカ出身の」で、
これは、直前の pontiff にかかっているので
「アメリカ出身の教皇」
ということです。
そこで、
第2文全体を直訳すると
「彼(レオ14世)は史上初のアメリカ出身の教皇である」。
対訳では、報道文らしく
「史上初のアメリカ出身教皇の誕生である」
と少し意訳しています。
conclave 「教皇選挙」の
投票開始からわずか2日目の5月7日夜・・・
バチカンのシスティーナ礼拝堂の煙突から白い煙が上がりました。
世界で約14億のカトリック信者のトップであるローマ教皇に、ロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が選出された瞬間です。
史上初のアメリカ出身となった新教皇が選んだ名前は
「レオ14世」。
労働者の尊厳を重視した19世紀後半の教皇「レオ13世」の後継として、
「労働者など庶民、社会的弱者に寄り添う」
ことを意識した選択だとみられます。

■編集後記

今回の conclave は意外に早く終わりましたね。映画『教皇選挙』が公開されて間もない・・・というタイミングにも驚きましたが、アメリカ出身の新教皇誕生も意外でした。しかし、レオ14世は20年近くラテンアメリカで布教活動していたという経歴の持ち主でもあり、やはりアルゼンチン出身のフランシスコ教皇の後継者という路線ではあるのでしょう。
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