Hacker Claims to Have Obtained Personal Data of 1 Billion Chinese Citizens
An anonymous hacker is claiming to have stolen the personal information of one billion Chinese residents from a Shanghai police database. This could possibly rank as the biggest data breach in the country’s history.
■チェック
・claim 主張する
・obtain (the) personal data 個人データを入手する
・anonymous 匿名の、名のわからない
・Chinese citizens(=residents) 中国の住民
・steal the personal information 個人情報を盗む
・possibly ことによると~ → ~かもしれない
・rank as ~に相当する → ~に位置づけられる
・data breach データ漏洩(事件)
■対訳
「ハッカー、10億人分の中国住民の個人データ入手したと主張」
匿名のハッカーが、上海警察のデータベースから中国の住民10億人の個人情報を盗み出した、と主張している。同国史上最大のデータ漏洩事件となる可能性がある。
■訳出のポイント
claim はもともと
「(物事)を求める」 「必要とする」
という動詞。
人が当然の権利として、あるいは自分の所有物として
「(物、事)を要求する」 「請求する」
という意味でもよく使われます。
今日の場合は
「~を言い張る」 「~であると主張する」
という意味で登場しています。
claim to V で
「~すると主張する」、
claim to have V[過去分詞]だと
「~したと主張する」
という言い方になります。
そこで、
タイトルの
claims to have obtained personal data of … は
「…の個人データを入手したと主張する」、
本文の
is claiming to have stolen the personal information of … は
「…の個人情報を盗み出したと主張している」
ということですね。
possibly は
「可能な」 「できる」
という形容詞 possible から派生した副詞。
文全体、あるいは直後の動詞にかかって、
「ことによると~」 「ひょっとしたら~」
という意味になります。
possibly + V だと
「ことによると~する」 →
「~するかもしれない」 「~する可能性がある」
という意味合いになるわけです。
とくに
【可能性】を表す助動詞 could とともに
could possibly + V
「ひっよとして~するかもしれない」 → 「~する可能性がある」
という形でよく使われます。
したがって、本文第二文は
「これは、この国(=中国)の歴史で最大のデータ漏洩として位置付けられる可能性がある」→
「同国史上最大のデータ漏洩事件となる可能性がある」
ということですね。
この anonymous hacker 「匿名のハッカー」 は、
個人なのか集団なのかもわかりませんが、
ChinaDan と名乗り、
オンラインのサイバー犯罪フォーラムに投稿。
「中国・上海市警察のデーターベースに侵入し、住民10億人の個人データを手に入れた」
とし、
指名、住所、出生地、身分証番号、電話番号、犯罪歴医療歴情報などを含む、23テラバイト相当のデータの売却を提案しました。
暗号資産のビットコイン10単位(約20万ドル=約2700万円)との交換を求めています。
上海市当局、同市警察、中国の国家インターネット情報弁公室などからは、今のところ公式な反応はありません。
■編集後記
上海市管轄の住民10億人分の個人情報・・・2700万円くらいならば欲しいという個人・団体はいくらでもいることでしょう。。それにしても、知らない会社からの営業電話がスマホにかかってきたり・・・個人情報はどこかから完全に流れていますね・・
祝)1日1分!英字新聞 またもや重版しました!5刷目です!ありがとうございます!!
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↑電車でこの本を読んでる某有名私立高の男子をみかけた、と知人から連絡が・・^^;;
今日の動画
https://youtu.be/HJB5PHv490A
(裏)夕食にそばを食べると翌朝のジョギングがけっこう調子いい・・・なぜだ???笑