Dodgers Seal Back-to-back World Series Titles
The Los Angeles Dodgers became the first team in 25 years to win consecutive World Series titles Saturday night, coming from behind to beat the Toronto Blue Jays 5-4 after extra innings in the deciding Game 7.
■チェック
・seal(勝利を)決める
・back-to-back (=consecutive) World Series Titles
ワールドシリーズ連覇
・come from behind to beat ~に逆転勝ちする
・extra inning 延長戦
・deciding 決定的な、決め手となる
■対訳
「ドジャース、ワールドシリーズ連覇」
土曜日夜に行われたワールドシリーズ最終決戦の第7戦で、ロサンゼルス・ドジャースが延長戦の末にトロント・ブルージェイズに5対4で逆転勝利を収めた。ドジャースは、MLBでは25年ぶりとなるワールドシリーズ連覇を達成した。
■訳出のポイント
seal はもともと
「印章」「封印」
を意味する名詞。
王や商人が蝋(ろう)で封をすることで、文書の真正性を保証した時代の「印章」が語源です。
ここから、
封筒などに「封をする」「封印する」、
証文などに「印を押す」
条約などに正式に「調印する」「批准する」→「成立させる」
といった意味の動詞にも転じたわけです。
そして、
【封印 → 成立・確定・固定】というイメージから、
seal a victory
 「勝利を確定させる」→ 「勝利を決める」
という意味合いでも使われるようになっています。
今日のタイトルでは
seal back-to-back World Series Titles で
「ワールドシリーズ連勝(=連覇)を決める」
ということですね。
come from behind は
直訳すると
「後ろからやってくる」。
スポーツなど競技では
「逆転する」「劣勢を跳ね返す」
という意味で頻出です。
come from behind to beat ~  だと
「~を倒すために逆転する」→
「~に逆転勝ちする」
という言い方になります。
そこで、
coming from behind to beat the Toronto Blue Jays 5-4
の部分は
「トロント・ブルージェイズに5-4で逆転勝利して」
というわけですね。
extra inning は
野球の「延長回」。
extra innings
と複数形で使うのが通例で、
日本語の
「延長戦」
に当たる言い方として押さえておきましょう。
after extra innings で
「延長戦の後で」→「延長戦の末に」
という言い方になっています。
deciding は
「決定的な」「決め手となる」
という形容詞。
文末の
in the deciding Game 7 は、
今回のワールドシリーズの
「(最終的な勝敗を)を決める第7戦」→
「最終決戦となった第7戦」
ということですね。
11月1日、米メジャーリーグのワールドシリーズ、第7戦が行われ、ドジャースがブルージェズを延長11回の末に5-4で破り、MLBでは25年ぶりとなるシリーズ連覇を達成しました。
終始ブルージェイズにリードを許していたドジャースが、同点に追いついたのは9回表の土壇場。
その裏、9回1死一、二塁の場面からマウンドに上った山本由伸。
満塁ピンチを招くもサヨナラ危機を切り抜け、延長10回11回を無失点に抑えました。
ドジャーズは、11回にスミスが勝ち越し本塁打を放ち、劇的な逆転勝利となりました。
山本はワールドシリーズ3勝で、日本人選手ではヤンキース・松井秀喜以来、史上2人目のMVPに輝いています。
■編集後記
追い込まれてからのドジャース2連勝。そして、最終決戦ではハラハラドキドキの延長突入末の大逆転劇。。。何度も「今年はだめだったか!」と諦めそうになったドジャースファンは多いと思います。まさに劇的な WS 連覇でした。そして、最後をガッチリ締めた山本は MVP も当然の投球ぶりでしたね。それにしてもドジャース4勝中、山本が3勝って・・・すごすぎます。。
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(裏)土日に上野、不忍池で行われたドローンショー、両日行きましたが、めちゃ感動・・