毎日1分!英字新聞YouTubeチャンネルがスタートしました。今日の配信記事をその日にネイティブ音声で公開します。

音声の読み上げスピードはNormal, 120%, 150%と3段階。(150%は早口の世界)

これを繰り返し聞けば、1年後にはリスニング力が大幅に向上していることでしょう。今すぐ登録して毎日、リスニングの学習にご活用ください。では!

https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg

毎日1分!英字新聞 石田

火星との遭遇に、天文学者は興奮

Pocket

Encounter with Mars Excites Stargazers

The last time Mars came this close to Earth, our ancestors were living in caves and struggling to make basic tools out of rocks.
A mere 60,000 years later, thousands of people around the world were using a vast array of high-tech digital and optical equipment Wednesday to observe the red planet as it passes.

◇◆◇◆◇◆

■チェック

!
・encounter 出遭い、遭遇
・stargazer 天文学者
・ancestor 先祖、祖先
・an array of たくさんの、数多くの
・vast 膨大な、莫大な
                          

■対訳

「火星との遭遇に、天文学者は興奮」

最後に火星がこれほど地球に接近したとき、我々の祖先は洞窟に住んで石から簡単な道具を作るのに一生懸命だった。それからほんの6万年経った水曜日、世界中で何千人もの人々が膨大な数の、ハイテクのデジタルおよび光学装置を用いて、赤い惑星が通り過ぎるのを観察した。

■訳出のポイント
タイトルの stargazer は star 「星」とgazer 「注視する人」から成っています。
想像がつくと思いますが、gazer の語源は、動詞 gaze 「じっと見つめる」です。
「星を見つめる人」→「天文学者」となります。

ちなみに crystal gazer は? 
簡単ですね。「水晶を見つめる人」→「占い師」あるいは「予測屋」です。

make 〜 out of … は「…から〜を作り出す」という表現です。
make basic tools out of rocks は「石を材料に簡単な道具を作り上げる」という意味になります。

■編集後記

この記事を読んで映画「2001年宇宙の旅」のオープニングを思い出したのは私だけではないはず。
原始の時代、類人猿が、動物の白い骨をさっと空へ向けて放り投げると、骨が空中で回転します。
その回転がゆっくりとなり、そのまま宇宙空間で回転する宇宙船にすぅっと変化します。
先日友人と飲んでいたとき話したのですが、デジタルネットワークの進展により、都会に住む必要性というのが希薄になっています。
田舎でもインターネットによって、最先端の情報を入手できますし、発信もできます。
「2001年」の原作者、アーサーCクラークは、スリランカ、コロンボ郊外に移住し、そこで精力的に執筆活動を行いました。
コンピューターで原稿を打ち、モデムを使ってロンドンやニューヨークの出版社に送信しました。世界の片隅にいるにもかかわ
らず、インターネットで世界の最先端の情報、物語を発信しています。
理想的な生き方のひとつのモデルがここにあります。

英字新聞の対訳と解説が毎日LINEで届く!毎日1分!英字新聞公式LINEにご登録ください

 

友だち追加

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

 

この記事も読まれています



スポンサーリンク