Ueno Boosts Japan To Most Judo Gold Ever
In the judo competition at the Athens Olympics on Wednesday, Masae Ueno of Japan won the women’s 70-kg gold medal, but Hiroshi Izumi had to settle for silver in the men’s 90-kg. Japan improved its gold medal in judo tally to five, its best-ever gold haul at the Summer Games.
■チェック
!
・boost 〜を押し上げる
・tally 集計
・haul 収穫
■対訳
「上野選手の金で、日本柔道での金メダル数最多へ」
水曜日、アテネオリンピックの柔道競技で、日本の上野雅恵選手が女子70キロ級で金メダルを獲得したが、男子90キロ級の泉浩選手は銀メダルに甘んじた。
日本は、夏季オリンピックにおける柔道での金メダル獲得数を最多の5個に伸ばした。
■訳出のポイント
boost は頻出の動詞です。
「〜を押し上げる」「〜を高める・増やす」という意味ですね。
タイトルを直訳すると、
「上野選手が、日本をこれまで最多の柔道での金メダルへと押し上げた」
となりますが、対訳では意訳して
「上野選手の金で、日本柔道での金メダル数最多へ」としました。
settle という動詞は「落ち着く」「(問題・もめごとなどを)解決する」という意味で、頻出の重要な単語です。
例:Any trouble should be settled directly between the buyer and the seller.
(いかなるトラブルが生じた場合も、バイヤーと売り手の間で直接解決されるべきである。)
また、It’s all settled. というと「これで、決まりだ。」という意味になります。
しかし、settle for 〜 という表現になると全く違うニュアンスが生じ
「(不満足ながら)〜を受け入れる」「〜という結果に甘んじる」という意味になります。
ここでは、泉浩選手が、
「不本意ながら銀メダルという結果を甘んじることになった」ことを指しています。
■despiteについて
前回、despiteの使い方について補足します。
(多くのご指摘メールを頂いて
おりますので。。。)
despite には前置詞と名詞の両方があります。
前置詞として使う場合には、厳密にいうと
Despite the bad weather, the game continued. と of はいらないことになっています。
しかし!名詞の方でも、(in )despite of 〜 で同じように「〜にかかわらず」という意味で使われます。
この際、最近では in はほとんどの場合省かれるのと、この前置詞、名詞の区別はほとんどなくなってきていますので、ネイティブにいわせると、
Despite of the bad weather, the game continued.
Despite the bad weather, the game continued.
という二つの文はどちらも正しく、全く同じ意味を表す、ということです。
■Costcoについて
なんと、一昨日から話題になっている上記のスーパーですが、多くの読者から
メールを再度いただきました。日本では「コストコ」が正しいのだそうです!
確かに英語の発音と日本語の発音は全然違いますので、この辺の判断は微妙ですね。。