Wikipedia: 2 Million Entry Record
Wikipedia, the world’s largest user-generated web publishing site, has reached 2-million articles in its English language version of the anyone-can-edit encyclopedia.
■チェック
!
・entry 項目
・user-generated ユーザー生成(作成)型の
・article 記事
・encyclopedia 百科事典
■対訳
「ウィキペディア:200万項目の記録達成」
世界最大のユーザー生成型ウエブ・パブリケーション・サイトであるウィキペディアでは、誰でも編纂できる百科事典の英語版記事が、200万件に達した。
■訳出のポイント
entry は基本的に 「入ること」 という意味の名詞で、「入り口」 「入場」あるいは 「記入」 の意味にも使われます。
また、「(記入された)事項」 → 「項目」 という意味にもなります。
generate は 「 〜 を生む」 「 〜 を作り出す」 「 〜 を生成する」 という意味の動詞。
そこで、user-generated は 「ユーザーが生成する」 → 「ユーザーによって生成される」 という意味の形容詞になり、通常 「ユーザー生成 (作成) 型の」と訳されます。
anyone-can-edit は、Anyone can edit. 「誰でも編纂できる」 という文章をハイフンでつなげて形容詞にしたもの。
現代英語では、こうして作られる形容詞がかなり使われます。
たとえば、日本語でもよく使われるようになった 「日曜大工」 という意味の DIYですが、もともとは Do it yourself. 「自分でやろう」 の略語で、専門業者に頼むのではなく自分の手でよりよい生活環境を作ろう、という意味で使われたものです。
この表現を用いて、do-it-yourself furniture というと IKEA で売っているような「自分で組み立てる家具」の意味になりますし、do-it-yourself sushi で 「手巻き寿司」 を表現することができます。
■編集後記
wikipediaは本当に生きる百科辞典。コンテンツがどんどん更新されていきます。
例えば、安倍晋三 wiki と検索すると、安部さんに関する記事が出てます。
しかも、一昨日の突然の辞意表明についての情報もしっかり掲載されています。
まさにリアルタイム。従来の百科事典というのは、家のリビングの書棚に、ドーンと箱入りの分厚い本が何十巻あって、ほこりをかぶっている、しかも情報は数年、場合によっては数十年以上前に編纂(へんさん)されたもの。
インターネットは僕らの「知」の空間を確実に変えています。
(裏)今日から札幌入りです!毎週末、日本全国を駆け回っています(笑)