Global Slump Hits Online Ad Revenues
U.S. Internet advertising revenues fell 5% in the first quarter of 2009 due to the global economic downturn, according to the Interactive Advertising Bureau (IAB).
■チェック
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・global slump ( = global economic downturn) 世界的不況
・ad ( = advertising ) revenue 広告収入
■対訳
「世界的不況で、インターネット広告収入にも打撃」
インターアクティブ広告協会(IAB)によると、世界的不況の影響で、2009年1−3月期における米国のインターネット広告収入は5%減少した。
■訳出のポイント
日本語でも 「スランプに陥る」 などというように、もともと名詞 slump は「沈むこと」 「落ち込むこと」 という意味です。
そこから、物価などについて 「急に落ち込むこと」 → 「下落」 「暴落」、さらに経済の 「不況」 という意味でも頻繁に使われる単語となっています。
そこで、global slump で 「世界的不況」。
これは、本文では global economic downturn と言い換えられています。
ad は名詞 advertisement 「広告」、あるいは形容詞 advertising 「広告に関する」 「広告の」 の略です。
今日のタイトルでは、本文で出ている advertising revenues を短くいう言い方として ad revenues が使われているわけです。
Interactive Advertising Bureau (IAB) はインターネット広告促進を目的とした米国の団体。
米国内の合わせるとインターネット広告の約85%を担う約380のメディア、テクノロジー企業が所属しています。
そして、広告促進だけでなく、例えばバナー広告やポップアップの標準表示サイズといった基準を定めるなど、regulator 「規制・監督機関」として機能しています。
ただ、日本では直接影響力を持たないからか知名度も低く、正式な日本語名称も定められていないようです。
今日の対訳では、「インターアクティブ広告協会」 としておきました。
米国におけるネット広告収入は、2002年以来一貫して増加してきました。
それが、今回2009年の1−3月期は前年比で5%の減少となり、IAB は the first significant slump 「初の大幅減少」 であるとしています。
ただし、その他の業界が受けている打撃に比べると減少率は小さく、すでに回復方向が如実に現れていることもあり、今後の展望については楽観視できるだろう、という見解も出しています。
■編集後記
僕の会社はインターネット広告から少なからず恩恵を受けているのですが、やはり、全体として停滞傾向を感じています。
事業の清算、統合などで、広告主が一時、ネット広告露出を控えたり、撤退したり。
たとえば外資系の金融グループが国内の消費者金融部門から撤退したときは、かなり影響ありました。
しかし、モバイル広告に関しては弊社の場合、ずっと右肩上がりです。
何事もものごとは波を描いて拡大、成長します。
今後もインターネット広告はますます伸びるとは思っています。。。
(裏)明日から人間ドック。。です!!
初めての胃カメラ。。(怖)