Russia Was Planning Cyber Attacks on Tokyo Olympics, Says UK
Russian military intelligence agency was planning cyber-attacks on the Tokyo Olympic and Paralympic Games that were set to take place this summer, the UK Foreign Office said on Monday.
■チェック
・cyber-attack サイバー攻撃
・military intelligence agency 軍情報機関
・(be) set to ~する予定になっている
・take place 開催される
・Foreign Office 外務省
■対訳
「ロシアが東京五輪を狙ってサイバー攻撃を計画、英が発表」
ロシアの軍情報機関が、今年の夏開催予定だった東京オリンピックおよびパラリンピックに対して、サイバー攻撃を計画していたという。英国外務省が月曜日に発表した。
■訳出のポイント
cyber-attack は
「サイバー攻撃」。
サーバーやパソコンなど、コンピューターシステムに対して、ネットワークを通じて破壊活動、データの改ざんなどを行うことですね。
cyber-attacks on (the) Tokyo Olympics で
「東京オリンピックに対するサイバー攻撃」
ということです。
intelligence は
「知能」 「理解力」 「思考力」 「知性」
という名詞。
ここから、
「情報」 「諜報」 あるいは 「諜報機関」 「諜報部員」
という意味にも使われます。
そこで、
military intelligence agency は
「軍情報(諜報)機関」
ということです。
Tokyo Olympic and Paralympic Games that were set to take place this summer
の部分では、
that は関係代名詞であり、
that 以下は、直前の
Tokyo Olympic and Paralympic Games
を説明する文節となっています。
具体的には
be set to V が
「Vすることになっている」 「Vすることに決まっている」
という言い方で、
take place は
「行われる」「開催される」
という句動詞なので、
「今年の夏に開催されることになっていた東京オリンピックおよびパラリンピック」 →
「今年夏に開催予定だった東京オリンピックおよびパラリンピック」
というわけです。
Foreign Office は直訳すると
「外交機関」 「外務機関」。
その国の外交・外務を司る機関、
すなわち 「外務省」
を指すのに使われる言い方です。
同様の意味で
Foreign Ministry も
一般的に用いられるので、あわせて確認しておきましょう。
英外務省は19日、ロシアの軍参謀本部情報総局(GRU)が東京五輪・パラリンピックの関係者や関係団体に対して、開催延期が決まる直前に、
cyber reconnaissance 「サイバー偵察」
を行なっていたと発表。
同大会の妨害を狙っていたとしています。
また、英米両政府は同時に、GRUが2018年2月に韓国で開かれた平昌冬季五輪にもサイバー攻撃を加えていたことも公表しました。
組織的なドーピング問題から、ロシアが東京五輪や平昌五輪から除外されたことが背景にあると思われます。
ラーブ英外相は声明で
We condemn them in the strongest possible terms.
「我々は可能な限り厳しい言葉で(ロシアを)非難する」
The UK will continue to work with our allies to call out and counter future malicious cyber-attacks.
「英国は今後も同盟国と協力し、悪意あるサイバー攻撃に対抗し続ける」
と述べています。
■編集後記
具体的な手口や被害の内容は明らかにしてませんが、五輪を妨害しようとする悪意が存在するということ、ロシアという大国が行ったということが驚きです。来年開催されるかはまだ分かりませんが当局には十分に警戒してほしいですね!
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