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毎日1分!英字新聞 石田

ポール・マッカートニー: ビートルズ解散 “発端”はジョン・レノン

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Paul McCartney Says John Lennon ‘Instigated’ Beatles’ Break-up

Paul McCartney has shouldered the blame for breaking up the Beatles for almost 50 years. But he said the late John Lennon ‘instigated’ the split of the biggest band in British musical history in a new BBC interview.

■チェック

・instigate ~を促す、~を引き起こす
・break-up (=split) 解散
・shoulder the blame for 責任(非難)を負う、引き受ける
・break up ~を解散させる
・late 故~

■対訳

「ポール・マッカートニー: ビートルズ解散 “発端”はジョン・レノン」

英国の音楽史上最も偉大なバンドであるビートルズの解散から約50年近く、ポール・マッカートニーがその責めを負ってきた。しかし、BBC の最新インタビューでマッカートニーは、解散の “発端を作った” のは故ジョン・レノンだったと語った。

■訳出のポイント

break up は

物を 「バラバラに(粉々に)する」 「~を解体する」

関係、友情などを 「終わらせる」

群衆、会、団体などを 「解散させる」

といった意味で使われる成句です。

カップルが 「別れる」 という場合にも

この break up が用いられます。

今日の場合は、

バンドを 「解散する」 「解散させる」

という意味になっています。

そして、

break-up はこの成句から派生した名詞で

「解散」

ということです。

また、本文では

「別れること」 「別離」 「分離」 「分裂」 「解散」

という意味の名詞 split で

言い換えられています。

instigate は

なかなか日本語にはしづらい英単語のひとつ。

ざっくり言うと、

活動などを 「開始する」

人を悪い方向へ 「扇動する」 「そそのかす」

という動詞です。

今日の記事では

ビートルズの解散を 「扇動する」 → 「解散の方向へ持っていく」 →

「解散の発端をつくる」 「解散の発端となる」

といった意味合いになっているわけです。

shoulder は

「肩」 という名詞としておなじみですね。

動詞だと

「~を肩に負う」 「~をかつぐ」

の意味になります。

特に

責任、負担などを 「引き受ける」 「双肩に担う」

という意味合いでしばしば使われます。

ここでは

shoulder the blame for ~ で

「~に対する責任を(全部)引き受ける」

「~の責めを負う」

という言い方になっています。

has shouldered the blame for breaking up the Beatles

の部分は

「ビートルズを解散させた責任を引き受けてきた」

「ビートルズ解散の責めを負ってきた」

ということですね。

元ビートルズのメンバーで英歌手のポール・マッカートニーがBBC(英国放送協会)のラジオ番組のインタビューでビートルズについて語りました。

ビートルズ解散の原因については、芸術的な食い違い、法的論争、ジョン・レノンとオノ・ヨーコとの結婚など、さまざまな憶測がささやかれましたが、解散後にメンバー全員を相手に訴訟を起こしたことからも、解散はポールが言い出したという説が強くなっていました。

しかし、今回のインタビューでポールは

“I didn’t instigate the split. That was our Johnny”

「解散の発端は僕じゃない、ジョニー(=ジョン・レノン)だった」。

“Oh no, no, no. John walked into a room one day and said I am leaving the Beatles. And he said, ‘It’s quite thrilling, it’s rather like a divorce.’

「ちがう、ちがう(僕じゃない)。ある日ジョンが部屋に入ってくるなり、『ビートルズから抜けるよ』 と言った。そして『とても楽しみだよ。まるで離婚するような感じだね』 とも言ったんだ」

“And then we were left to pick up the pieces.”

「それで、残された僕らが後始末をしなければならなかったんだ」

と語っています。

インタビュー全編は BBC ラジオ4のシリーズ

This Cultural Life という番組で10月23日から放送予定。

BBC ラジオはオンラインで日本からも聴くことができます。

■編集後記

Wikipediaによれば「1970年4月10日、ポール・マッカートニーはイギリスのタブロイド紙『デイリー・ミラー』でビートルズから脱退する旨を発表、更に同年12月30日にはロンドン高等裁判所にアップル社及び他の3人のメンバーを被告としたビートルズの解散とアップル社における共同経営関係の解消を求める訴えを起こした。」とありますがこれに先立つ、1969年9月20日、メンバーが今後の方向性について話し合いを持ったとき、レノンはポールに向かって「『契約書にサインするまでは黙ってろ』と言われたんだけど、君がそう言うんなら教えてやるよ。俺はもうビートルズを辞めることにした」と記載があります。

今日の動画(今日から少し構成を変えていきます)
https://youtu.be/LSFHGn3f2Ok

昨日の動画(米ツアー10勝目)
https://youtu.be/XGvRGu6qTT8

(裏)突然寒くなってきました。。山間部はスタッドレスがないと怖いですね・・

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