Russia Will Hold Fire, Open Humanitarian Corridors in Ukrainian Cities
Russia’s defense ministry said on Monday that it will set up evacuation routes and hold fire in Kyiv, Kharkiv, Mariupol and Sumy to allow civilians to escape from Ukraine.
■チェック
・Russia’s defense ministry ロシア国防省
・hold fire 攻撃を中断する → 一時停戦する
・humanitarian corridor(s) 人道回廊
・set up evacuation routes 避難ルートを設置する
・allow (人)to V (人)が Vすることを許す
・civilian(s) 民間人、一般市民
・escape 脱出する、退避する
■対訳
「ロシアがウクライナ複数都市に人道回廊開設、一時停戦へ」
ロシア国防省は月曜日、一般市民がウクライナから退避できるように、キエフ、ハリコフ、マリウポリ、スムイで避難ルートを設置し、一時的に停戦すると発表した。
■訳出のポイント
「火」「火事」という名詞としておなじみの fire は
「射撃」「砲弾」→「攻撃」
という意味でもよく使われる単語です。
そこで、
hold fire は
「射撃を中断する」 「攻撃を停止する」
という言い方になっています
今日の記事では、
戦争において 「攻撃を停止する」 → 「一時的に停戦する」
ということですね。
ちなみに、
cease fire も
「攻撃をやめる」 → 「停戦する」
という意味でよく使われるので、あわせて確認しておきましょう。
humanitarian は
「人道主義の」 「博愛主義の」
という形容詞で、
corridor は
「廊下」「通路」「回廊」
という名詞。
ここから
humanitarian corridor は
「人道回廊」
と訳されています。
戦争地帯などにおいて、民間人が避難・脱出するために設置する
ルート、つまり
evacuation route 「避難ルート」
のことを意味します。
すなわち、タイトルの
open humanitarian corridors
「(複数の)人道回廊を開設する」 は
本文では
set up evacuation routes
「避難ルートを設置する」
と言い換えられているわけです。
allow は
「許す」 「認める」 「許可する」
という動詞。
したがって
allow(人)to V で
「(人)が V することを許す」 「(人)が V することを認める」 →
「(人)が V できるようにする」
という言い方になっています。
そこで、本文末尾の
to allow civilians to escape from Ukraine
の部分は
「(一般)市民がウクライナから脱出することを許すために」 →
「市民がウクライナから退避できるように」
ということですね。
ロシア国防省は7日、ウクライナの首都キエフや第2の都市ハリコフ、東部の要衝マリウポリ、それに北東部のスムイで、それぞれ市民のための避難ルートを設置し、これらの地域で一時的に停戦すると発表。
ただし、マリウポリでは、これまで2回同様の合意があったにもかかわらず、いずれも一時的な停戦は実現できませんでした。
今回は実際に市民の退避につながるのか・・・世界が注目しています。
■編集後記
SNS などで “生の” ウクライナの映像・動画を目にすると、ウクライナ市民が日本では想像もつかない恐ろしい状況に置かれていることを実感して、本当に胸が痛みます。戦争という野蛮な行為、殺し合いは遠い昔のものではなかったのか、と今でも感じています。太平洋戦争さながらの様相がいま、この瞬間に起きていると思うと本当に無念です。
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今日の動画
https://youtu.be/gUMevUHGwis
(裏)今日は冬に逆戻りでした。昨夜は鍋だったので今日は何を食べようか・・