NYU Makes Tuition Free for All Medical Students
New York University announced that it will offer free tuition to every current and future medical student regardless of their financial situation or academic performance.
■チェック
・make tuition free 授業料を無料にする
・medical studen 医学生
・offer A to B A に B を提供する、申し出る
・regardless of ~にかかわらず、~を問わず
・financial situation 経済状況
・academic performance 学業成績
■対訳
「米NY大学、医学部全員の授業料免除」
米ニューヨーク大学が、学生の経済状況や学業成績は問わず、現役および将来入学する医学部の全学生の事業料を免除すると発表した。
■訳出のポイント
tuition はもともと
「指導」 「授業」
を指す名詞。
ここから、とくに米国では
tuition のみで、
tuition fee 「授業料」
の意味でも使われるようになっています。
そこで、タイトル中の
make tuition free は
「事業料を無料にする」 → 「授業料を免除する」
ということですね。
また、本文では
offer free tuition to every current and future medical student
と言い換えられています。
つまり
「すべての在学中および将来の医学生に無料の事業料を提供する」 →
「現役および将来入学する医学部の全学生の事業料を免除する」
というわけです。
regardless of ~ は
「~にかまわず」 → 「~とは関係なく」 「~を問わず」
という言い方。
そこで、本文末尾の
regardless of their financial situation or academic performance
の部分は、
「彼ら(学生ら)の経済状況あるいは学業成績とは関係なく」 →
「経済状況や学業成績を問わず」
の意味になっています。
米名門私立大学のひとつ、ニューヨーク大学が、医学部の学生全員の事業料を免除する、と発表しました。
具体的には、同大医学部の年間授業料約5万5000ドル(約600万円)を全額支援する奨学金を支給する、ということです。
米医科大学協会によると、2017年の時点で、アメリカの医師の75%が学費のための負債を抱えていて、私立大医学部出身の医師の負債は平均2240万円だと言います。
多大な負債を背負う可能性があることから、優秀な学生が医学部を避ける傾向があり、医師不足を招いているというわけです。
また、こうした負債のため、小児科や産婦人科のように報酬が比較的低い診療科の医師になることを選択しない卒業生が増えている、とも。
NY大では、今回の奨学金実現のために、11年間かけて資金を調達してきたそうです。
■編集後記
NY医大の卒業生は一人あたり平均2千万円のカードローンをかかえているという。。そのため、進路が高給な医療分野に絞られてしまっていることへの対策だという・・・それにしても資金調達が非常にうまくいったんですね。。ある意味うらやましい。。
(裏)朝晩と冷え込んできましたね。。でもこれ以上下がらないでほしいという思いも(汗)