Texas Girl, 10, Dies After Contracting a ‘Brain-eating Ameba’
A 10-year-old Texas girl has died after contracting Naegleria fowleri known as a “brain-eating ameba” while swimming in a local river and a lake.
■チェック
・contract ~に感染する
・brain-eating ameba 脳を食べるアメーバ
・Naegleria fowleri 【生物】フォーラーネグレリア
・known as ~として知られる
■対訳
「10歳の少女が “脳を食べるアメーバ” 感染で死亡、米テキサス」
米テキサス州で10歳の少女が、”脳を食べるアメーバ” として知られるフォーラーネグレリアに感染し、死亡した。地元の川と湖で泳いだ際に感染したという。
■訳出のポイント
今日は
brain-eating ameba 「脳を食べるアメーバ」
こと
Naegleria fowleri 「フォーラーネグレリア」
の話題。
contract は
「~に感染する」
という動詞なので、
今日のタイトルの
dies after contracting “brain-eating ameba”
は
「 “脳を食べるアメーバ” に感染した後で死亡する」 →
「 “脳を食べるアメーバ” に感染して死亡する」
となっています。
(be) known as ~ は
「~として知られる」。
そこで、
Naegleria fowleri known as a “brain-eating ameba”
の部分は
「”脳を食べるアメーバ” として知られるフォーラーネグレリア」
ということですね。
本文末尾の
while swimming in a local river and a lake
は
「地元の川と湖で泳いでいる間に」。
本文全体としては
「米テキサス州で10歳の少女が、地元の川と湖で泳いでいる間に”脳を食べるアメーバ” として知られるフォーラーネグレリアに感染し、死亡した」
となります。
対訳では、末尾部分を独立させて
「米テキサス州で10歳の少女が、”脳を食べるアメーバ”として知られるフォーラーネグレリアに感染し、死亡した。地元の川と湖で泳いだ際に感染したという」
としています。
Naegleria fowleri「フォーラーネグレリア」 は湖など温かい淡水の環境で繁殖するアメーバ。
非常にまれですが、このアメーバが人間の鼻から侵入すると
primary amoebic meningoencephalitis (PAM)
「原発性アメーバ性髄膜脳炎」
を引き起こし、多くの場合死に至ると言われています。
今回のテキサス州の10歳の少女の場合は、地元の川および湖で泳いだ1週間後に頭痛と高熱に見舞われ、検査の結果、感染が確認されたそうです。
米疾病対策センター
(Center for Disease Control and Prevention)
によると、米国では2009年から18年にフォーラーネグレリア感染が34件報告されています。
また、1962年から2018年に確認された患者145人のうち、生存者はわずか4人ということです。
海外では、インドやパキスタンで感染例が多く見られますが、日本でこれまでに確認されている感染は1例のみのようです。
1996年11月に佐賀県鳥栖市で25歳女性が発症から10日で死亡したというものです。
■編集後記
考えてみると、米国は海なし州が多いですね。50州のうち、実に半分以上、26州が海に接してないです。なので川で川下りをしたり湖で泳いだりする機会がどうしても多くなります。フォーラーネグレリア感染が拡大しないことを!
(裏)仙台出張。昨夜は国分町で1時過ぎまで。。朝食はしっかり食べました。