Meta Is Working on Twitter Rival App
Facebook and Instagram owner Meta is preparing to launch a text-based social network designed to compete with Twitter, according to sources.
■チェック
・work on (開発に)取り組む
・rival app (=application) 対抗するアプリ
・owner 所有社 → 親会社
・prepare to launch (運営)開始を準備する
・text-based social network テキストべースのSNS
・designed to ~するよう意図されている
・compete with ~と競合する
・according to sources 情報筋によると
■対訳
「メタ、ツイッターに対抗するアプリを開発中」
情報筋によると、フェイスブックやインスタグラムの親会社であるメタが、ツイッターに対抗するためテキストベースのSNSの運営開始を準備しているという。
■訳出のポイント
rival の語源は
「同じ川を利用する人」という意味のラテン語 rivalis。
「同じ川を利用する人」→「川をめぐる争いの相手」
ということから、
「競争相手」「対抗者」
を意味する名詞となっています。
日本語定訳の「ライバル」は
外来語としてすっかり浸透していますね。
また、rival は
「競争している」「対抗している」「張り合っている」
という形容詞としても用いられます。
そこで、今日のタイトルでは
Twitter rival app で
「ツイッターに対抗するアプリ」
ということですね。
-based は
名詞、副詞に付いて
「~を基にした」「~に基礎を置いた」「~を本拠にした」
という連結形容詞を作ります。
したがって
text-based は
「文章に基礎を置いた」「テキストベースの」の意。
a text-based social network designed to compete with Twitter
の部分は
「ツイッターに対抗することを意図したテキストベースのSNS」
ということですね。
つまり、フェイスブックやインスタグラムのように画像も重視するようなSNS ではなく、ツイッターと同じで
「テキスト(=文章、文字)に基礎を置いた SNS」
であり、それは
designed to compete with Twitter
「ツイッターに対抗することを意図して(設計されて)いる」
というわけです。
source
の原義は「発生する起点」。
すなわち、
物、事の「源」「源泉」
を意味する名詞です。
英字新聞では、
sources と複数形で
情報などの「出所」「より所」
人も含めた「情報源」
の意味でしばしば登場する単語なので、この点もしっかり確認しておきましょう。
according to sources で
「情報源によると」「情報筋によると」
という言い方になっています。
フェイスブックやインスタグラムを運営する米メタ・プラットフォームズが、ツイッターに対抗する短文投稿SNS を開発中だというニュース。。。
これまでも、メタのこうした動きは囁かれてきましたが、今回は、メタの社内会議で、近日公開アプリのプレゼンがされたという情報が出てきました。
アプリの名称は
“Threads”
になる可能性などとともに、
ツイッターへの対応として、
a platform that is sanely run
「(ツイッターとは違い)健全に運営されるプラットフォーム」
を提供する、という
同社最高製品責任者のクリス・コックス氏の言葉まで伝えられています。
また、この新アプリは、インスタグラムとのアカウント連携ですぐに利用開始が可能で、フォロワーをそのまま移行することもできるということです。
■編集後記
世界のSNSユーザー数は、上からFacebook(29億)、YouTube(25.6億)、WhatsApp(20億)、Instagram(14.8億)と続き、ツイッターは15位の4.3億です。今回のメタのコックス氏の発言は明らかに、マスク氏によるツイッター迷走を insainely run 「正気の沙汰の運営ではない」と言っているのでしょう。良くも悪くも、内部会議のこんな発言までがすぐに世界中に拡散されてしまう、今の世の中を感じるニュースでもありました。
【読者の声から】
この本をペラペラめくったあとに英語のニュースを聞くと、理解度が全然違うのはなぜでしょう?
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(裏)今日の午後の新幹線で東京に帰りますが、長岡ー大宮ノンストップ、上野まで1時間15分。早い!