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毎日1分!英字新聞 石田

メトロポリタン美術館、略奪美術品16点をカンボジアとタイに返還へ

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Metropolitan Museum of Art to Return 16 Looted Artworks to Cambodia and Thailand

The Metropolitan Museum of Art in New York announced that it will return 16 ancient artifacts to Cambodia and Thailand that are considered to be linked to looting.

■チェック

・The Metropolitan Museum of Art 【米】メトロポリタン美術館
・return ~を返す、返還する
・looted artwork 略奪された(盗品の)美術品
・ancient artifact 古代芸術品、古代美術品
・be considered to be ~だと考えられる、思われる
・be linked to ~と関連する
・looting 略奪(行為)

■対訳

「メトロポリタン美術館、略奪美術品16点をカンボジアとタイに返還へ」

ニューヨークのメトロポリタン美術館は、略奪に関連すると思われる古代美術品16点をカンボジアとタイに返還する、と発表した。

■訳出のポイント

museum の語源は

「図書館」「書斎」を意味するラテン語 Museum 。

ここから

「博物館」「記念館」「陳列間」「資料館」「標本室」

などを指す名詞としておなじみですね。

museum of art

あるいは

art museum で

「美術館」

となっています。

return はもともと

「元に戻る」「帰る」

という動詞。

目的語をとって(=他動詞として)

「~を戻す」「~を(元の場所、人に)返す」

という意味でもよく使われます。

今日の記事では

return A to B で

「A を B に返す」「A を B に返還する」

という形で登場しています。

loot の語源は

「戦利品」を意味するヒンディー語 lut。

ここから

「戦利品」「略奪品」「盗品」

などを意味する名詞、

および

戦争の時などに「~を略奪する」「~を強奪する」

という動詞となっています。

そこで、タイトルの

looted artworks は

「略奪された美術品」「盗品の美術品」

というわけですね。

また、本文末尾では

動詞 loot の現在分詞が名詞化した

looting で

「略奪(すること)」「略奪行為」

の意味になっています。

本文では that 節の中身、

すなわち

メトロポリタン美術館が announced 「発表した」

その内容を表す部分は

(that) it will return 16 ancient artifacts (to Cambodia and Thailand) that are considered to be linked to looting

と ( ) をつけて考えましょう。

これは、

ふたつ目の that は直前の

Cambodia and Thailand

ではなく、

その前に置かれている

16 ancient artifacts

を受ける関係代名詞だからですね。

つまり、

「略奪に関連すると思われる古代美術品16点を(カンボジアとタイに)返還する」

となるわけです。

米ニューヨークのメトロポリタン美術館は、古代遺物などの違法取引を主導したとして2019年に起訴された英国美術商ダグラス・ラッチフォード氏が関与していた美術品16点をカンボジアとタイに返還する、と発表しました。

カンボジアを始めとする東南アジア、アフリカや中近東など失われた文化遺産の回復に取り組む国・政府が増えています。

内戦と混乱の時代に先進(欧米)諸国により不法に持ち去られたと思われる工芸品、美術品、遺物などの返還を求める動きは世界的に広がっていますね。

今回は、アンコール王朝時代(802年~1432年)の貴重な彫刻を含む14点がカンボジアに、2点がタイに返還されるということです。

■編集後記

戦後GHQは日本国内に残る刀剣が危険なものとし、接収するという刀剣接収騒動が起きました。中には国宝級のものがあったといいます・・・返還運動が進みましたが、未だに多くが米国の博物館、骨董品屋に並んでいるとか・・

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(裏)どうする家康、最終回を見たが、うーむ・・という感じでした。。

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