Major Music Labels Sue AI Companies Over copyright
The world’s biggest record labels have Sued two artificial intelligence start-ups over alleged copyright infringement.
■チェック
・music (record) label (音楽)レコード会社
・sue ~を提訴する
・copyright 著作権
・start-up スタートアップ、振興企業
・alleged copyright infringement 著作権侵害の疑い
■対訳
「大手レコード数社がAI企業を提訴、著作権めぐり」
レコード世界最大手の数社が、著作権侵害の疑いがあるとしてAI(人工知能)新興企業2社を提訴した。
■訳出のポイント
music labele
あるいは
record label は
「レコード・レーベル」。
もともとは、レコードの中央部に貼られた丸いラベルのことを
指します。
それが、音楽会社が所有する
レコード、 CD やビデオの「商標」
を意味するようになり、
さらにはこの商標を管理・運営する
「音楽会社」「レコード会社」
を指して使われるようにもなりました。
そこで、タイトルの
major music labels は
「大手レコード会社ら」「複数の大手レコード会社」
本文の
the world’s biggest record labels
「世界最大手レコード会社ら」→「数社の世界最大手レコード会社」
ということですね。
copyright は
本、演劇、音楽などの「著作権」「版権」。
infringement が
法律、契約、義務などに対する「違反」
権利などの「侵害」
を意味する名詞なので、
copyright infringement で
「著作権侵害」
となっています。
allege は
証明はできないが「~だと断言(主張する)」
真偽のほどはわからないが「~だと言い立てる」
という動詞。
その過去分詞が形容詞化した alleged は
「(~だと)申し立てられた」
真偽のほどはわからないが「疑わしい」
という意味になっています。
日本語には訳しづらい単語のひとつなので、注意したいですね。
英字新聞では、訴訟や犯罪関連の記事で
alleged ~
真偽のほどはわからないが「疑わしい~」→
「~の疑い」「~の容疑」
という形でしばしば登場するので、このパターンで押さえておくといいかもしれません。
今日の場合も
alleged copyright infringement で
「著作侵害の疑い」
ということですね。
ソニーミュージック、ユニバーサル・ミュージック、ワーナー・ミュージックという大手レコード会社3社が、米AI企業の Suno および Udio を米連邦裁判所に提訴しました。
訴訟の内容は、音楽生成 AI システムの訓練のために、音源が許可なく使用され著作権を大きく侵害されたとし、2社が無断使用したとされる楽曲1曲につき最高15万ドル(約2400万円)の損害賠償を求めるというものです。
音楽生成 AI に対して起こされた初めての訴訟であり、裁判の行方が注目されそうです。
■編集後記
音楽生成AIは実際使っています。例えばこれなんかショパンのノクターン風のピアノ曲を
作ってくれと打つと秒で生成してくれました。
https://youtu.be/oFiRK41gRDM
↑まじ感動します。
AIが生成する世界と既存の世界との軋轢は今後も様々な分野で出てきそうですね。
ところで私は英字新聞を配信しながらいろいろな仕事をしています。
翻訳会社、コンサル、広告、YouTuberなどなど・・
https://www.aya04.net/p/index2.html
それを対談でお話しています。興味のある方はどうぞ!
(裏)昨夜のテレビ、鰻の並と上の違いは「量の違い」って常識じゃん!