Study: Cancer Deaths Among Men Projected to Increase 93% by 2050
Cancer cases and deaths among men are projected to increase by 84% and 93% worldwide respectively between 2022 and 2050, according to a new study.
■チェック
・study 研究
・cancer death がん(による)死亡
・be projected to ~すると予測される
・increase (by) _% _%増加する
・cancer case がん患者
・worldwide 世界的に
・respectively それぞれ
■対訳
「研究:男性のがん死亡、2050年までに93%増」
新研究によると、2022年から2050年の間に、世界の男性がん患者は84%、男性のがんによる死亡者数は93%増加することが予想されるという。
■訳出のポイント
project は
「計画」「企画」「プロジェクト」
という名詞としてよく知られていますね。
ここから
「~を計画する」「~を考案する」
あるいは
「~を見積もる」「~を算定する」「予測する」
という動詞としてもよく使われます。
今日の場合は
be projected to V で
「~すると予測される」
という言い方になっています。
すなわち、
be projected to increase で
「増加すると予測される」
ということですね。
case は
「場合」「実例」「事例」
の意味でよく登場する名詞。
一方、医学用語では
名詞など修飾語をともなって
「…の症例」「…の症状」
あるいは
「…の患者」
という意味に使われます。
つまり、
cancer cases は
「がん患者(ら)」
です。
そこで、
本文頭の
Cancer cases and deaths among men は
「男性におけがん患者と(がんによる)死亡」→
「男性がん患者と(男性)がん死亡(数)」
ということですね。
respectively は
「ぞれぞれ」「めいめいに」
という副詞。
Cancer cases and deaths among men are projected to increase by 84% and 93% worldwide respectively between 2022 and 2050
の部分は、
「男性のがん患者とがん死亡は、2022年から2050年の間にそれぞれ84%と93%増加すると予測される」→
「2022年から2050年の間に、世界の男性がん患者数は84%、がんによる男性の死者数は93%の増加すると予想される」
というわけです。
8月12日付で米医学誌 cancer に発表されたオーストラリアの研究では、2022年の世界185カ国(および地域)おいて、30種類の男性がん患者数とがん死亡者数を分析。
その結果、2050年までに、世界の男性がん患者数は84%、がん死亡者数は93%、それぞれ増加すると予測されました。
また、所得および平均寿命が低い国・地域では増加率がより高く、アフリカや地中海東側地域では、がん死亡は2.5倍に増える予測だといいます。
■編集後記
現時点でも男性は女性よりもがん死亡の確率が高いそうです。喫煙や飲酒、職場での発がん物質への曝露の割合が高いのが要因のひとつだといいます。がんが完全に治癒できる疾病となる日は来るのでしょうか・・・
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(裏)田舎では車は一人1台ですから軽自動車の割合高いですね。高齢者の運転率もめちゃ高い・・