Elon Musk Interviews Donald Trump on X
Tech tycoon Elon Musk interviewed Republican nominee Donald Trump Monday night on X in a two-hour conversation that over 1.3 million people tuned in to.
■チェック
・interview ~と面談する、対談する
・tech tycoon テクノロジー業界の大物
・Republican nominee 【米】共和党の(大統領)指名候補
・conversation 会話、会談
・tune in to ~に耳を傾ける
■対訳
「イーロン・マスク氏がドナルド・トランプ氏と X で対談」
テクノロジー業界の大物、イーロン・マスク氏が月曜日夜、共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ氏と2時間にわたって X で対談し、130万人以上が視聴した。
■訳出のポイント
interview は
記者などの「インタビュー」「取材訪問」
という意味の名詞としておなじみですね。
もともとは
【inter-(互いに)+ view(見る)】
という成り立ちで、
「互いに見る」→
「~と会見する」「~と面接する」「~と面談する」
という動詞でもあります。
文脈によっては
「~と対談する」「~と会談する」
というニュアンスにもなるわけです。
tycoon は
日本語の「大君」を語源とする、
英字新聞でも頻出の名詞。
もともとは、徳川将軍のことを指した語で、
ここから
実業界などの「大御所」「大物」「実力者」
といった意味で使われます。
tech tycoon で
「テクノロジー業界の大物」
ということですね。
tune の原意は
「曲」「歌曲」「メロディー」で、
ラジオなどの「同調」「整調」
の意味にもなっています。
転じて、
ラジオ、テレビなどを
「~(放送局・チャンネルなど)に合わせる」
楽器を「調律する」
といった動詞としても用いられます。
ここから、
tune in to ~ は
放送局、番組などに「ダイヤル(チャンネル・周波数)を合わせる」、
あるいは
「~に耳を傾ける」
という成句。
したがって
本文末尾
in a two-hour conversation that over 1.3 million people tuned in to
の部分は
「130万を超える人が耳を傾けた2時間の会話(=対談)で」→
「130万人以上が視聴した2時間の会話で」
ということですね。
本文全体では
「テクノロジー業界の大物、イーロン・マスク氏が月曜日夜、130万人以上が視聴した2時間の会話で、共和党の大統領指名候補であるドナルド・トランプ氏と X で対談した」→
「テクノロジー業界の大物、イーロン・マスク氏が月曜日夜、共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ氏と2時間にわたって X で対談し、130万人以上が視聴した」
となっています。
マスク氏は11月に迫った米大統領戦でトランプを支持すると、7月に表明していました。
今回は対談を通じて両者の親密な関係をアピールしたとみられます。
■編集後記
マスク氏とトランプ氏という組み合わせはかなりキワドい感じがしますね。どちらも、主義主張がコロコロ変わり、それを全く臆することなく表明します。先月にマスク氏が突然トランプ氏支持を表明したのも然り。。。そして、その支持を受けて、トランプ氏が 反対していた EV 推進について、さっさと支持論に切り替えたことも。今回の X での両氏のライブ対談は130万以上が視聴したということですが、その数字は個人的には思ったより少なかったなという印象でした。
(裏)ある大手工務店に電話したら18日まで休みだという・・このご時世にそんな会社もあるんだな、と。