Japan Beats U.S. to Win First Paralympics Wheelchair Rugby Gold
Japan defeated three-time former champions USA 48-41 in the wheelchair rugby final at the Paris Paralympics on Monday, securing their first-ever gold in the event.
■チェック
・beat (=defeat) ~に勝つ
・win (=secure) first gold (medal) 初の金メダルを獲得する
・Paralympics パラリンピック
・wheelchair rugby 車いすラグビー
・three-time former champions 過去3回優勝したチーム
・final 決勝
・event 種目
■対訳
「パラリンピック:車いすラグビーで日本が初の金、米国下す」
月曜日に行われたパリ・パラリンピックの車いすラグビー決勝で、日本が、これまでに3回優勝している米国を48対41で破り、同種目で初の金メダルを獲得した。
■訳出のポイント
beat
および
defeat は
「~を打ち負かす」「~を倒す」→
「~に勝つ」
という意味で、スポーツ記事などで頻出の動詞。
しっかり押さえておきましょう。
wheelchair は「車いす」。
wheelchair rugby で
「車いすラグビー」
ということですね。
former champion は
「元チャンピオン」「過去の優勝者」。
今日の場合はラグビーという団体(チーム)競技で、選手が複数いるので、
former champions
と複数形になっています。
「過去の優勝者たち」→「過去の優勝チーム」
ということですね。
さらに、
three-time former champions だと
「過去3回優勝したチーム」
の意味になります。
three-time former champions USA で
「過去3回優勝したことがある米国(チーム)」→
「これまでに3回優勝している米国」
というわけですね。
secure はもともと
「安全な」「危険のない」→
「確保された」「確実な」「保証された」
という形容詞で、
ここから
「~を確保する」「~を手に入れる」「~を獲得する」
という動詞としても用いられます。
そこで、
本文末尾
securing their first-ever gold in the event
の部分は
「その種目で(史上)初めての金(メダル)を獲得した」。
意味的には、タイトルで登場している
win (the) first gold
を言い換えたことになりますが、
動詞 secure には
努力して「~を手に入れる」
苦労して「~を獲得する」
という意味合いがともなうことに注意しましょう。
したがって、
事実をそのまま述べる win に比べると
その達成をより強調するニュアンスが強くなります。
あえて訳出するならば、
「初の金メダルをつかみとる」
といったところでしょうか。
今日の対訳には反映させていませんが、いわば ”行間を読む” ように、感覚として理解しておきたいですね。
パラリンピックの車いすラグビーで、日本が初の金メダルを獲得したニュースでした。
2004年のアテネ大会から連続出場している日本。
これまでは2016年リオデジャネイロ大会と前回東京大会の銅メダルが最高でした。
今大会では、世界ランク3位の日本は、同1位の豪州を準決勝で延長戦の末に撃破。
9月2日に行われた決勝でも、世界ランク2位の米国に逆転勝利を収め、見事な初優勝を手にしました。
■編集後記
車いす競技で唯一コンタクト(タックル)が認められているラグビー。その迫力はものすごいですね。しかも、男女混合! 準決勝も決勝も日本チームは素晴らしかったです。
(裏)ポトフ風野菜スープを自作し、なかなか評判良かったので今日も作ろう(具材を足す)。