Two Koreas Pledge to Maintain Military Talks
South Korea urged North Korea on Wednesday to set up a hotline connecting their naval commands and to share radio frequencies between vessels operating in the Yellow Sea to prevent deadly maritime clashes.
■チェック
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・pledge 〜を誓約する
・naval command 海軍司令部
・radio frequency 無線周波数
・vessel 船舶
■対訳
「南北朝鮮、軍事交渉維持を誓約」
韓国は水曜日、北朝鮮に対して、両国の海軍司令部を結ぶホットラインを設置すること、および、悲惨な海事事故を回避するために、黄海で軍事活動を行う軍事艦間で無線周波数を共有することを強く要請した。
■訳出のポイント
名詞の talk は、「話すこと」「話し合い」という意味です。
これが、talks と複数形で使われると、あらゆるレベルの「話し合い」を意味します。
日本語にするときには、「会談」「会議」「協議」「交渉」などを文脈によって訳し分けます。
タイトル中の military talks は「軍事交渉」が適切でしょう。
vessel は 「船」ですが、ship に比べて大型の船舶を意味する単語です。
ここでは文脈から「軍事艦」と訳しました。
動詞 operate には一般的な「作業をする」「運営する」などのほかに、
特殊な「軍事行動を行う」という意味もあります。要注意ですね。
■編集後記
オンラインニュースの報道で、先日の小泉訪朝に対し、家族会が最悪の結果だと言ったことに対し、家族会へ対する批判が相次いでいる、とありました。
なぜ小泉に感謝しないのか、と。
どことなくイラク3邦人人質事件における家族へのパッシングに似たものがあります。
しかし、これらは自ら進んでイラクに出向いたケースと、強制的に拉致されたケースという決定的な違いがあります。
読者から頂いたメールを紹介します。
(ここから)
一言、意見をさせて下さい。
家族の帰国は、わざわざ小泉首相が行かなくても実現できた。
事実北朝鮮筋は、政府の高官が来朝すれば家族は返すというメッセージを既に伝えていたことが報道されています。
自身の年金未納問題、イラク情勢(虐待問題、サマワの情勢悪化)に向けられる国民の関心を逸らそうという意図でもなければ、周到な準備もなく、外務省、自民党内からの反対があったにも関わらず、自らこの時期に出向くことを強行する理由は何もありませんでした。
14日に発表、22日に訪朝という日程にこだわったのも、
自身の年金未納問題発表、民主党党首の発表にぶつけた計算高さ故です。
相変わらずマスコミ操作だけはお上手のようで、辟易します。
北朝鮮への外交カード(米、医療品、経済制裁政策等の停止、そして首相訪問)を、これだけたくさん切ったのに、5人の家族の帰国だけではあまりに馬鹿げています。
今後どうやって他の行方不明者を明らかにしていくのでしょうか。
行方不明者のために日本人もいれた調査委員会などを組織するといっても、実質的な意味はありません。
それらの情報は既に金正日がつかんでいるのですから。
それをまんまと北の言うなりになって1時間半の会談だけで帰ってくるなんて、子どもの使いと一緒です。
小泉首相の政治的責任が問われても当然だし、家族会の嘆きは、私には痛いほどわかりました。
今回の外交が、参議院選挙を意識した政局に使われたのは明々白々です。
(ここまで)
今回の小泉訪朝を簡単に「よくやった」とはいえないようですね。