Taiwan Wins WBSC Premier 12 Title, Beating Japan 4-0
Taiwan captured its first World Baseball Softball Confederation (WBSC) Premier 12 title in Tokyo, defeating Japan 4-0 and ending the defending champion’s 27-game winning streak with a decisive victory.
■チェック
・WBSC (=World Baseball Softball Confederation)
世界野球ソフトボール連盟
・win (=capture) (the) title 優勝する
・beat (=defeat) ~をやぶる、くだす
・end 【動詞】~を終わらせる
・defending champion 前回優勝国
・_-game winning streak _試合連続勝利、_連勝(記録)
・decisive victory 決定的勝利、圧勝
■対訳
「WBSC プレミア12で台湾が優勝、日本を4-0でくだす」
東京で行われた WBSC(世界野球ソフトボール連盟)のプレミア12で、台湾が前回優勝国の日本に4-0で圧勝し、初優勝を飾った。日本の連勝記録も27試合でストップとなった。
■訳出のポイント
title は
スポーツ記事ではしばしば
「選手権」「タイトル」
という名詞として登場しますね。
win (=capture) the title で
「タイトルを勝ち取る」→「優勝する」「勝利する」
という意味になります。
今日のタイトルでは、
win WBSC Premier 12 title で
「WBSC プレミア12で優勝する」
ということです。
また、本文前半では
Taiwan captured its first World Baseball Softball Confederation (WBSC) Premier 12 title in Tokyo
なので、
「台湾が東京で、同国初めての WBSC(世界野球ソフトボール連盟)プレミア12のタイトルをつかんだ」→
「台湾が、東京で行われた WBSC(世界野球ソフトボール連盟)プレミア12で初優勝を飾った」
というわけです。
defending champion は
「前回優勝者」「前回優勝チーム」。
今日の場合は、
「前回優勝国」
とするのが適切でしょう。
streak はもともと
「筋」「線」「しま」
を意味する名詞。
主に米国では
幸運、災い、出来事などの「ひと続き」「連続」
という意味合いでも使われる単語として、しっかり確認しておきましょう。
例えば
a lucky streak
あるいは
a streak of luck で
「ひと続きの幸運」→「幸運続き」
の意味になります。
ここでは
winning streak で
「勝つことの連続」→「連勝」、
_game winning streak で
「_試合連続勝利」「_(試合)連勝」の意。
そこで、
本文後半の
defeating Japan 4-0 …
以下は、
「日本を4-0でやぶり、前回優勝国(=日本)の27試合連続勝利を圧勝でもって止めた」→
「(台湾が)前回優勝国の日本を4-0でやぶり、(それによって)日本の連勝記録が27試合でストップした」
というわけです。
野球の国際大会「プレミア12」で、優勝筆頭候補に挙げられていた侍ジャパン。
開幕から無傷の8連勝で決勝を迎えたものの、ふたを開けてみれば、最後の大一番で台湾相手に完敗。。。準優勝に終わりました。
一方の台湾は、1時リーグとスーパーラウンドで3敗(うち2敗は対日本戦)を喫しましたが、決勝では前回優勝国の日本に4-0で圧勝し、大会初優勝。
日本はこの敗戦で、2019年の前回大会から続いていた国際大会での連勝記録も27試合でストップしました。
■編集後記
日本も台湾も出場予定の主力選手たちが故障を理由に軒並み出場辞退などで、どちらもベストメンバーとは言い難い構成でした。優勝した台湾では、選手1人当たり700万台湾ドル(約3310万円)もの大金が褒賞として支払われる予定で、これは台湾の野球選手の平均年俸をはるかに上回る金額でだそうです。日本が世界一となった昨春WBCで選手1人当たりに支払われた約600万円の報奨金と比べても桁違いですね。。。そのあたりが、決勝戦での選手たちの “本気度” に反映されていたのかな、とも思います。
(裏)NHKワイルドライフを見てびっくり。対馬海流に乗って南海の熱帯魚が佐渡まで来ているようだ。