S. Korean President Charged with Insurrection over Martial Law
South Korea’s President Yoon Suk Yeol was indicted on Sunday on insurrection charges over his declaration of martial law in December.
■チェック
・be charged with (be indicted on) ~で起訴される
・insurrection (charge) 内乱罪
・(declaration of) martial law 非常戒厳(の宣言)
■対訳
「韓国大統領、非常戒厳をめぐり内乱罪で起訴」
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が日曜日、12月に行った非常戒厳の宣言をめぐり、内乱罪で起訴された。
■訳出のポイント
動詞 charge には
罪、失敗などで「~を責める」「~非難する」
という意味があります。
ここから、
「~を告発する」「~を告訴する」「~を起訴する」
という意味でも使われる単語となっています。
be charged with ~ で
「~(の疑い、罪)で告発(告訴・起訴)される」
という言い方です。
したがって、今日のタイトルでは
S. Korean President (is) Charged with Insurrection over Martial Law
「韓国の大統領が非常戒厳をめぐって内乱罪で起訴される」
となっています。
文頭の
S. = South
ということも、あわせて確認しておきましょう。
indict も、もともとは
「~を非難する」
という動詞。
主に米国では
be indicted と受動態で
「起訴される」
という意味の法律用語として使われる表現となっています。
be indicted on (=for) ~ で
「~(の罪)で起訴される」
ということですね。
また、前述の charge は
「告訴」「告発」「容疑」「罪」
といった意味の名詞としても頻出。
was indicted on insurrection charges で
「内乱罪(容疑)で起訴された」
というわけです。
declaration は
「~を宣言する」「~を宣布する」
という動詞 declare か派生した名詞で、
「宣言」「宣布」「布告」の意。
「戒厳令」を意味する martial law は
韓国の「非常戒厳」
に当たる英語表現として使われているので、
declaration of martial law =
「非常戒厳の宣言」ですね。
韓国の検察が1月26日、ユン・ソンニョル大統領を内乱を首謀した罪で起訴しました。
韓国で現職の大統領が起訴されるのは初めてのことです。
ユン大統領の弁護団は、
「『非常戒厳』は内乱罪になりえない」と検察を非難。
裁判で捜査の違法性を明らかにするとして、真っ向から争う構えをみせています。
■編集後記
アメリカでは大統領が強力な権限を持ち、現職中の刑事訴追は憲法上認められていません。一方、韓国では大統領も法律の下にある存在とされ、不正が追及されることが一般的です。背景には、権力乱用への厳しい世論や透明性の要求、政権交代に伴う「政治的報復」の文化があります。また、韓国では憲法裁判所や検察の独立性が強く、大統領の権力をも制限する役割を果たしているようです。
1日1分!英字新聞 2025年版
丸善、紀伊国屋、全国の大手書店で売れてます
https://amzn.to/4gip40f
↓その証拠画像
https://x.com/mznihonbashi/status/1880825362634129717
(裏)私が運営する、あるYouTubeチャンネルが施策開始して10日で収益化基準達成ってすごい。