Peruvian Fisherman Rescued After 95 Days Adrift
A Peruvian fisherman who survived 95 days adrift in the Pacific Ocean by eating seabirds, turtles, and cockroaches has been rescued and reunited with his family.
■チェック
・Peruvian ペルーの、ペルー人の
・fisherman 漁師
・rescue 救助する
・survive 生き延びる
・adrift 漂流して
・(the) Pacific Ocean 太平洋
・seabird ウミドリ
・(sea) turtle ウミカメ
・cockroach ゴキブリ
・reunite with ~と再会する
■対訳
「95日間漂流のペルー人漁師、救助される」
太平洋で95日間漂流し、ウミドリやウミガメ、ゴキブリを食べて生き延びたペルー人の漁師が救助され、家族と再会した。
■訳出のポイント
南米の国
Peru 「ペルー」。
「ペルー人」
あるいは
「ペルーの」「ペルー人の」
という言う場合は
Peruvian
になるので、注意しましょう。
今日の記事では
a Peruvian fisherman で
「ペルー人の漁師」
ですね。
adrift は
船などが「漂って」「漂流して」
という副詞。
タイトルでは
after 95 days adrift で
「95日間漂った後で」→「95日間漂流の後で」
という意味になっています。
また、本文の
survived 95 days adrift in the Pacific Ocean
の部分では
副詞 adrift は、
動詞 survive 「~を生き延びる」
を補足する形で使われています。
すなわち、
「太平洋を漂流しながら95日間を生き延びた」
ということですね。
さらに、その後には
by eating seabirds, turtles and cockroaches
と続いていて
「ウミドリ、ウミガメ、そしてゴキブリを食べることによって(生き延びた)」→
「ウミドリ、ウミガメ、そしてゴキブリを食べて(生き延びた)」
となっています。
reunite は
【re-(再び)+ unite(結合する)】
という成り立ちで、
「再結合する」→「再会する」
という動詞。
reunite with one’s family で
「家族と再会する」
というわけです。
乗っていた小型漁船のエンジンが故障し、太平洋を95日間漂流していたペルー人漁師が3月14日、エクアドル沖でマグロ漁船に救助され、家族と再会を果たした、というニュース。
61歳のマキシモ・ナパさんは、限られた食料が尽きた後は、ウミドリ、カメ、ゴキブリまで食べて生きながらえたそうです。
救助される直前の15日間は何も食べておらず、発見当時は重度の脱水症状で危篤状態だったといいます。
回復して帰国を果たしたナパさんは、ペルー北西部のパイタの港で、出迎えに来ていた兄のアルベルトさんと抱き合って再会を喜びあったということです。
■編集後記
長期間海を漂流の末生還した例は、2006年にメキシコ人漁師3人の9ヶ月漂流、2014年には同じくメキシコ人漁師が生の魚と雨水で13ヶ月生き延びたなどの例があるそうです。いずれも南米で、暖かい地域だからこそ生き残れたのでしょう。しかし、生の魚はともかく、ゴキブリを食べてとかは。。自分ならば絶対に無理だと思ってしまいます。もちろん、そういった極限状態に置かれたら実際にどうなるかはわかりませんが。。。
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