Death Toll from Myanmar Quake Passes 1,600
The death toll from the magnitude 7.7 earthquake that struck central Myanmar on Friday rose to more than 1,600, as desperate search and rescue efforts continue in the devastated region.
■チェック
・death toll 死者数、死亡者数
・quake (=earthquake) 地震
・pass _ _を超える
・strike (地震が)~を襲う
・rise to _ _まで上がる → _に達する
・desperate 必死の、懸命な
・search and rescue efforts 捜索・救助活動
・devastated region 被災地
■対訳
「ミャンマー地震、死者1600人超に」
金曜日にミャンマー中部を襲ったマグニチュード7.7の地震による死者数が、1600人を超えた。現地では懸命な捜索・救助活動が続けられている。
■訳出のポイント
toll は
「損失」「犠牲」
といった意味の名詞。
英字新聞では
death toll 「死者数」「死亡者数」
という言い方で最頻出ですが、
他にも
casualty toll 「負傷者数」
the toll of war 「戦争による損失」
などのように使われます。
desperate の語源は
「絶望する」という意味のラテン語 desperare 。
ここから、
「望みが絶たれた」→「切羽詰まった」
という原義をもつ形容詞となっています。
イメージとしては、
「もう後がない」
「なりふりをかまっていられないほど切実」
という感じですね。
感情から行動、状況の描写まで幅広く使える語なので、使いこなせれば英語表現がグッと豊かになります。
しっかり確認しておきましょう。
今日の場合は、
desperate search and rescue efforts で
「懸命な捜索・救助の取り組み」「必死の捜索・救助活動」
となっています。
ここでの desperate は
“成功する見込みが少なくとも、全力で取り組む姿勢”
が表現されているわけです。
devastated は
国土などを「荒らす」「荒廃させる」
あるいは
人を「打ちのめす」「困らせる」「くじけさせる」「挫折させる」
という動詞
devastate
の過去分詞が形容詞化したもの。
以下の2つのパターンで用いられます。
① 【物理的な破壊・被害】
すなわち、建物、街、地域、自然などが
“壊滅状態になった”
ことを表します。
② 【精神的ショック・打撃】
人の心、気持ちが
“深く傷ついた” “打ちのめされた”
ときに用います。
今日の場合は ① の典型例で、
devastated region
あるいは
devastated area で
「壊滅した地域」→
「被災した地域」「被災地」
の意味になっています。
地震、台風などの災害、戦争などについての報道では、
in the devastated region/area
「被災地では」「現地では」
という言い方で頻出となっています。
これらのポイントを踏まえて
本文後半の as… 以下を訳すと、
「被災地(=現地)で懸命な捜索・救助活動が続く中で」。
対訳では、この部分を独立させて
「現地では懸命な捜索・救助活動が続けられている」
としています。
ミャンマー中部で3月28日に発生した大地震のニュース。。。
ミャンマー軍によると、犠牲者がこれまでに1600人を超えたということです。
激しい揺れに見舞われた同国第2の都市マンダレーや首都ネピドーなどで大きな被害が出ているようです。
現地では、いまも倒壊した住宅などの下に取り残されている人たちが多数とみられ、被害が広範囲にわたるため捜索・救助活動は難航しているといいます。
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