Massive Blast at Iranian Port Kills 40 And Injures 1200
At least 40 people have been killed and almost 1200 injured in a massive explosion at a key port in southwestern Iran, authorities say.
■チェック
・Iran (Iranian) イラン(イランの)
・massive blast (=explosion) 大規模な爆発
・(key) port (主要な)港
・almost ほぼ、約
・authorities 当局
■対訳
「イランの港で爆発 40人死亡1200人けが」
イラン南西部の主要港で大規模な爆発があり、少なくとも40人が死亡、約1200人が負傷したと当局が発表した。
■訳出のポイント
blast の語源は
古英語の blǣst(ブレースト)で、
「吹くこと」「息を吹きかけること」の意。
ここから、
「風」「息」→「突風」→「爆発」「爆風」
という意味で使われるようになっています。
今日のタイトルでは
massive blast で
「大規模な爆発」
ということですね。
一方、本文で使われている
explosion は
「爆発する」という動詞
explode
から派生した名詞で
「爆発」「破裂」。
あわせて確認しておきましょう。
本文頭の
At least 14 people have been killed では
have been killed と
受け身の現在完了形で、
「(これまでに)死亡した」と
現時点まで影響がおよんでいるニュアンスが表現されています。
almost は
「ほとんど」「ほぼ」「たいてい」。
英字新聞では、
後ろに具体的な数字をともなって
「ほぼ」→「約」「およそ」(= about)
の意味でよく使われますね。
key はもともと
「鍵」
を指す名詞。
ここから
「鍵となる」→「重要な」「中心的な」
という形容詞としてもよく使われる語となっています。
ここでは
a key port で
「重要な港」「主要港」
ということですね。
authority は
「権威」「権力」
という名詞。
authorities と複数形で
「(権威を持った)さまざまな機関」「(複数の)政府機関」
あるいは
警察や消防など
「対応にあたる組織・機関」
をまとめて指す言い方になります。
すなわち、
日本語における
「当局」
に当たる表現として英字新聞でも頻出。
しっかり確認しておいてください。
文末の
authorities say は
直訳すると
「(イラン)当局が言う」。
すなわち、
「当局が発表している」
という意味ですが、
報道文としての日本語訳では
「当局が発表した」
と過去形にするのが自然かつ適切ですね。
イラン南西部の港湾都市
Bandar Abbas「バンダル・アッバース」で
4月26日に大きな爆発があり、周辺の建物が倒壊するなど被害が出ています。
当局によると、これまでに40人が死亡し、およそ1200人がけがをしたということです。
爆発は、港湾施設にあった化学物質の入ったコンテナで発生した可能性が高いようです。
■編集後記
負傷者が1200人とはかなりの規模の爆発だったと想像できます。映像を見ると煙などすざましいです。テロなどの可能性はなさそうですが、危険物・化学物質などの取り扱いミスでしょうか・・・こうした事故も悲惨ですね。
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