Trump Announces 100% Tariff on Movies Not Made in US
U.S. President Donald Trump on Sunday announced a 100% tariff on movies made in foreign countries, sending shockwaves through the industry.
■チェック
・tariff on ~に対する関税
・movie 映画
・made in ~で作られた
・foreign country 外国
・send shockwaves 衝撃を与える
・through the industry業界中に
■対訳
「米トランプ大統領 外国映画に100%関税」
ドナルド・トランプ米大統領は日曜日、外国で製作された映画に対し100%の関税を課すと発表し、映画業界に激震が走った。
■訳出のポイント
このところ頻繁に登場している
tariff「関税」。
前置詞 on を用いて
tariff on ~ で
「~に対する関税」」「~に課される関税」
の意味になる点も、しっかり再確認しておきましょう。
movie は
時に日本語でも「ムービー」と言われるように
「映画」「映画作品」
を指す名詞ですね。
実は
「動く映像」「動画」を意味する
moving picture
の短縮形です。
moving picture
→ moving pic (省略形)
→ movie (発音しやすくさらに短縮)
という流れで誕生したわけです。
また、
movie は
主にアメリカ英語で使われる単語で、
イギリス英語では
film
が一般的。
こちらも合わせて押さえておいてください。
(be) made in ~ は
「~で作られる」なので、
タイトルでは
movies not made in (the) US で
「アメリカで作られていない映画」→
「外国(で製作された)映画」
となっています。
この部分は、本文では
movies made in foreign countries
「外国で製作された映画」
とストレートに言い換えられていますね。
shockwave は
もともとは物理用語で
「衝撃波」。
つまり、
爆発や大きな衝撃が起きたときに周囲に伝わる(空気の)波
を指します。
send shockwaves は直訳すると
「衝撃波を送る」ですが、
ニュースなどでは比喩的な意味合いで:
→「大きな衝撃を与える」「激震が走る」
というインパクトのある表現として使われます。
本文末尾、
sending shockwaves through the industry
の部分は
「その業界(=映画業界)に大きな衝撃を与えて」→
「映画業界に激震が走って」
というわけですね。
トランプ米大統領は5月5日、自身のSNSで外国で制作された映画に100%の関税を課す方針を発表。
ハリウッドの幹部らと協議する意向を明らかにしました。
これを受けて映画・娯楽業界では衝撃と困惑が広がっている、というニュースでした。
■編集後記
トランプ劇場はまだまだ続きそうですね。。。ハリウッド作品の多くは米国外で撮影を行い、映像加工、編集などポストプロダクションも含めて国際的な製作体制をとるのが一般的な現在・・・どんな基準を持って「米国製作映画」と「海外製作映画」を区別するのか・・・難しいところだと思います。
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(裏)朝食にひと手間加えて、卵とベーコン(あるいはウインナー)を焼くことにしました。