System Glitch in Tollbooths Snarls Traffic in Japan
A malfunction in the automatic toll payment system disrupted traffic on expressways in eight Japanese prefectures including Tokyo on Sunday, causing chaos near tollbooths.
■チェック
・system glitch システム障害
・tollbooth (高速道路の)料金所
・snarl traffic 交通を混乱させる
・malfunction 機能不良、不具合
・automatic toll payment system 自動料金支払システム
・disrupt ~に支障をきたす
・expressway (有料の)高速道路
・prefecture 【日本】県
・cause chaos 大混乱を引き起こす
■対訳
「日本:料金所のシステム障害で交通に混乱」
日曜日、日本で料金自動支払システムの不具合が発生し、東京を含む8都県の高速道路で交通に支障が出て、料金所付近では大きな混乱が生じた。
■訳出のポイント
glitch は
予期しない、一時的な、主に小さな「不具合」「故障」
を意味する名詞。
“原因はよくわからないけれど、突然発生して、(機器などが)思い通りに動かなくなる”
というイメージです。
ただ、そこには、
“小さくとも一時的に大きな影響を与えることがある”
というニュアンスも含まれています。
system glitch は
コンピュータ、交通、電力などインフラ系の
「システムの不具合」「システム障害」
に当たる表現として頻出。
しっかり押さえておきましょう。
toll は
高速道路などの「料金」。
tollbooth で
「料金徴収所」「料金所」
の意味になるわけです。
snarl はもともと
髪や糸などの「もつれ」
を意味する名詞です。
毛糸の「もつれ」
イヤホンコードの「からまり」
交通の「もつれ」→「混雑」「混乱」
などを指します。
そして、ここから
髪、糸などを「もつれさせる」
交通、事態、話などを「混乱させる」
という動詞としても用いられています。
今日のタイトルでは
snarl traffic で
「交通を混乱させる」→「交通に混乱が生じる」
ということですね。
また、本文で使われている
disrupt も
交通、通信、活動、会合などを
「混乱させる」「中断させる」「途絶させる」
の意味でよく登場する動詞。
あわせて確認しておいてください
日本の「高速道路」
を英語で表現するときには、
highway
が頭に浮かぶ人が多いかもしれません。
しかし、
この highway は、
「高速道路」も含むものの、
より広い、都市間をつなぐ
「主要道路」「幹線道路」の意。
そこには一般道も含まれ、有料とは限りません。
一方
expressway になると
「信号がなく、高速で走行できる専用道路」
を指します。
多くの場合、料金制でアクセス制限があり、
日本でいうところの
「高速道路」
の定義に一致しています。
したがって、
東名高速、名神高速、中央道、首都高などを表す場合には
expressway
が適切というですね。
ちなみに。。。
上記はすべて米国の場合で、英国では、
「高速道路」= motorway
となっています。
3月6日、中日本高速道路の管内で広範囲にわたって発生した
ETC (Electric Toll Collection)
のシステム障害。。。
発生から1日以上経った7日午前の時点でも、東京、神奈川、静岡、山梨、長野、愛知、岐阜の8都県のインターチェンジ料金所など、合わせて100箇所以上でETCが利用できないままだといいます。
原因については、5日に実施したETCシステムの改造作業が関係しているとの見方を示していますが、復旧の見通しは立っていないとのこと。
■編集後記
高速利用では完全に ETC に依存している人が大半です。しかし、ETC に限らず便利な自動システムは障害があった時が厄介ですね。生命ラインに関わる重要なインフラで起きたとしたら・・・怖いです。
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(裏)長岡の桜は明日にも開花という感じです。東京と比べたらかなり遅いです。