Japanese Author Ryu Murakami Dies at 74
Ryu Murakami, the acclaimed Japanese novelist known for his provocative works exploring sex, violence and the darker side of society, died at his home on October 17, his publisher announced.
■チェック
・author 作家
・acclaimed 著名な
・novelist 小説家
・(be) known for ~で知られる
・provocative work 挑発的な作品
・explore ~を詳しく探求する
・violence 暴力
・darker side of society 社会の暗黒面、暗部
・publisher 出版社
■対訳
「日本人作家の村上龍さん死去 74歳」
性や暴力、社会の暗部を掘り下げた挑発的な作品で知られる著名な日本の小説家、村上龍さんが10月17日、自宅で死去した。出版社が発表した。
■訳出のポイント
author は
「著者」「作家」。
書籍などの著者を広く指す語。
小説だけでなく、エッセイストやノンフィクション作家なども含みます。
一方、
novelist は
「小説家」。
novel 「小説」
を書く作家を意味しています。
日本語の「作家」は幅広い意味で使われますが、
英語では
author, novelist, writer などを
文脈に応じて使い分けています。
今回は、タイトルでは、映画監督やエッセイスト、TV番組MCなど、広く活動した村上龍氏を幅広く捉える形で author を用い、本文では小説家としての業績に焦点を当てる形で、novelist としています。
ちなみに、
writer 「ライター」は、
職業として文章を書く人だけでなく、脚本家やジャーナリストなどにも使われます。
provocative は
「刺激する」「挑発する」
という動詞 provoke
から派生した形容詞。
人々の感情や思考を刺激し、強い反応や議論を引き起こすような作品、発言、行動などに使われます。
必ずしも否定的な意味ではなく、芸術や文学では既存の価値観に挑む独創性を肯定的に表すことも多々あります。
ここでは
provocative works で
「挑発的な作品(=小説)」
ということですね。
「探検する」「探索する」
の意味でおなじみの動詞
explore。
文学・芸術の文脈では、
「特定のテーマや問題を深く掘り下げて扱う」
という意味合いになります。
そこで
his provocative works exploring sex, violence and the darker side of society
の部分は
「性、暴力、そして社会の暗部を掘り下げた挑発的な作品」
というわけです。
the darker side of society は
直訳すると
「社会のより暗い面」。
つまり、
「社会の暗黒面」「社会の暗部」
を意味する言い方になっています。
1952年長崎県佐世保市生まれの村上龍さん。
1976年、武蔵野美術大学在学中に発表したデビュー作『限りなく透明に近いブルー』で、群像新人文学賞と芥川賞を受賞。
米軍基地周辺の性とドラッグに溺れる若者たちを描き、累計380万部に達するベストセラーになりました。
その後も、社会の矛盾や人間の欲望を鋭く描く作品を次々と発表。
また、2002年からはテレビ東京の経済番組『日経スペシャル カンブリア宮殿』で司会を務めるなど、幅広い分野で活躍されましたね。
ご冥福をお祈りいたします。
■編集後記
大学生〜社会人初期の頃は村上龍の小説は貪るように読んでました。特に好きなのが初期の「海の向こうで戦争が始まる」。クラシック音楽を造形的に描写する文章にしびれたものです。カンブリア宮殿の最近のものは呂律も怪しく見てて大丈夫かな・・・と思ってた矢先。。本当に御冥福をお祈りします。
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(裏)久しぶりに龍の本を読み返したいと思います・・・