Paramount Completes Warner Bros. Discovery Takeover
Paramount completed its $110 billion acquisition of Warner Bros. Discovery on Tuesday, forming Skydance, one of the world’s largest media and entertainment companies.
■チェック
・complete 【動詞】~を完了する
・takeover (=acquisition) 買収
・form【動詞】~を形成する → ~を設立する
■対訳
「パラマウントがワーナー買収完了」
米パラマウントは火曜日、1100億ドル規模のワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収を完了した。これにより、世界最大級のメディア・エンターテインメント企業『スカイダンス』が誕生した。
■訳出のポイント
企業の
「買収」「取得」
を意味する英語としては、
acquisition
が最も一般的でね。
今回のタイトルで使われている
takeover は
「引き継ぐ」「支配権を握る」→「買収する」
という成句 take over が名詞化した語で、
やはり
「買収」
の意味でよく使われます。
acquisition よりも
ややくだけていて新聞見出し向き、そして企業の支配権を取得するニュアンスが強い語と言えます。
動詞 form は
「形成する」「作る」の意。
ここから、
企業・組織などを「形成する」→「設立する」「誕生させる」
という意味合いでも頻出となっています。
ここでは
forming Skydance で
「スカイダンスを設立して」→「スカイダンスが誕生して」
ということですね。
そして、本文末尾
one of the world’s largest media and entertainment companies
の部分は、直前の Skydance を言い換える(説明する)文節となっています。
one of the world’s largest ~ は
「世界で最大の~のひとつ」→「世界最大級の~のひとつ」。
【one of the + 最上級 + 複数名詞】で
「最も~のもののひとつ」
という言い方です。
今回は
「世界の最も大きなメディア・エンターテインメント企業のひとつ」→
「世界最大級のメディア・エンターテインメント企業のひとつ」
ということですね。
ただし、日本語では
「世界最大級の~」という言い回しには、すでに
「世界最大クラスの一群」
という意味合いが含まれることを考慮し、
対訳では、自然ですっきりした日本語を優先し、「ひとつ」を省略、かつ、この部分を第2文として独立させています。
すなわち、
「これにより、世界最大級のメディア・エンターテインメント企業『スカイダンス』が誕生した」
としています。
米パラマウントが10月6日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収完了を発表しました。
買収額は企業価値ベースで約1100億ドル(約17兆円)で、
統合後の会社名は
Skydance Corporation 。
同日から NY証券取引所で取引を開始しています。
新会社の売上高は約700億ドル(約10兆6000億円)ということです。
■編集後記
Netflixとの激しい争奪戦の末、今年2月末にワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収合意を取り付けたパラマウント・スカイダンス。しかし、そこからが本当の難関でした。米司法省(6月)をはじめ、約70の国・地域の当局から承認を取り付けたものの、米国内ではカリフォルニアなど12州が「競争を阻害する」として提訴。最終的に9月30日、条件付き和解が成立して連邦地裁が買収を承認。無数のハードルを乗り越え、10月6日にようやく買収が完了しました。一連の経緯を振り返ると、まさに気の遠くなるようなプロセスです。
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