US to Ask Visa Applicants Social Media Background
US visa applicants will be required to give their social media usernames going back five years along with detailed personal l information 15 years.
■チェック
・visa applicant ビザ(入国査証)申請者
・social media background ソーシャルメディアの経歴
・go back _ years _年遡(さかのぼ)る
・detailed personal information 詳細な個人情報
■対訳
「米、ビザ申請者にソーシャルメディア経歴の提出要求」
米国への入国査証申請者は今後、過去15年間の詳細な個人情報とともに、過去5年間に使っていたソーシャルメディアのユーザーネームの申請を求められるという。
■訳出のポイント
applicant は 「申し込む」 「申請する」 「出願する」 などの意で頻出の動詞 apply に 「~する人」 という意味の接尾辞 -ant がついた語で 「申し込む人」 → 「申請者」 「出願者」 「応募者」。
visa が 「ビザ」 「(入国)査証」 なので、
visa applicant で
「ビサ申請者」 「入国査証を申請する人」
ということです。
「バックグランド」 はすでに日本語に浸透していますが、
background は文字どおり 「背景」 「バック」 の意。
ここから、人の 「素性」 「経歴」 「学歴」 という意味でもしばしば使われる単語となっています。
例えば、background check だと、
日本語の 「身元調査」 「素性(素行)調査」
に当たるわけです。
今日のタイトルでは
social media background なので
「ソーシャルメディアの経歴」
ということです。
go back は 「戻る」 「遡る」 という句動詞。
go back _ years で
「_年戻る」 「_年遡る」
という言い方になります。
そこで、
their social media usernames going back five years
の部分は
「5年さかのぼったソーシャルメディアのユーザーネーム」→
「過去5年間に使ったソーシャルメディアのユーザーネーム」
ということです。
detailed は「詳細にわたる」「細かい」という形容詞。
detailed personal information で
「詳細にわたる個人情報」→「詳細な個人情報」
の意味になっています。
そして、文末部分は
detailed personal information (going back) 15 years
と ( ) 内が重複を避けるために省略されているので
「過去15年間の詳細な個人情報」
ということです。
「徹底的な入国審査の実施」 は、トランプ米大統領の公約のひとつ。
今後、米国への入国査証を申請する外国人は、
“身元の確認や国家安全保障に関わる一段と厳格な審査のために必要と思われる場合”
には、過去15年間におけるメールアドレスや電話番号などの個人情報と併せて、過去5年間に使っていた ユーザーネームを含めたソーシャルメディア経歴も申告するよう求められるということです。
■編集後記
度重なる欧州のテロを受けての米国の対応といったところでしょうか。
実際、今、多くのウエブサービスで個人情報を入力して新規会員登録をする代わりに、FacebookでログインとかTwitterでログインができるようになってきています。
つまり身分の証明をソーシャルメディアで行うわけです。まあ、テロリストたちはそのあたりも十分に警戒した上でテロ活動を行ってる主体となるSNSのアカウントを提出するはずはないと思いますが、要注意人物のアカウントとの関連性が検知される可能性もなくはないです。
(裏)昨日の夕方突然の雷と雨。やはり季節の変り目なんですね。