30 Tornadoes Hit 6 US States
At least 30 tornadoes hit six states in the central and southern United States late Friday and early Saturday. The death toll is feared to rise above 100.
■チェック
・tornado 竜巻
・death toll 死亡者数
・be feared to ~すると懸念される
・rise above _ ~を超える
■対訳
「米6州で30の竜巻が発生」
金曜深夜から土曜日未明にかけて、アメリカの中部および南部の6州で少なくとも30の竜巻が発生した。死者数は100人を超えると懸念される。
■訳出のポイント
tornade の語源は
「激しい雷雨」 を意味するスペイン語 tornada。
ここから、
アフリカ西部などの雷雨を伴う竜巻や
米国中西部の竜巻を意味する気象用語 「トルネード」
となっています。
ただ、日本語では 「竜巻」 と訳されることが通例となっています。
hit は
「~を打つ」 「~をたたく」 「~を襲う」
といった意味でおなじみの基本動詞ですね。
英字新聞では、
「(嵐、台風、地震などの災害が)~を襲う」 →
「(嵐、台風、地震などの災害が)~で発生する」
という意味合いで頻出。
しっかり再確認しておきましょう。
late は
時刻などが 「遅い」 の意味でよく知られる形容詞で、
副詞としても頻出です。
その場合
late ~ で
「~の遅い時間に」 「~遅くに」 「~(という期間の)終わり近くに」
という意味になります。
そこで、
late Friday は
「金曜日の遅い時間に」 「金曜日が終わりそうな時間に」 → 「金曜日深夜に」
ということです。
同様に、early ~ の方は
「~の早い時間に」 「~早くに」 「~(という期間の)始まり近くに」
なので、
early Saturday だと
「土曜日の早い時間に」 「土曜日が始まる時間に」 → 「土曜日未明に」
となるわけです。
fear はもともと
「恐れ」 「恐怖感」 「おびえ」
という名詞。
英字新聞では
「~を恐れる」 「~をこわがる」 「~を心配(懸念)する」
という動詞としてもしばしば登場する単語となっています。
とくに
be feared to V
「~するのを恐れられる」 → 「~することが懸念される」
という表現は頻出なので、押さえておいてください。
ここでは
is feared to rise above 100 で
「100(人)より上に増大することが懸念される」 →
「100人を超えると懸念される」
となっています。
アメリカの南部から中西部にかけて、竜巻が頻繁に発生する地域があり、
俗に tornado alley 「竜巻街道」
と呼ばれています。
今回多数の竜巻に襲われた
Arkansas 「アーカンソー」
Illinois 「イリノイ」
Kentucky 「ケンタッキー」
Missouri 「ミズーリ」
Mississippi 「ミシシッピ」
Tennessee 「テネシー」
の6州もこの地域にあたっているわけです。
中でもケンタッキー州では、州内 320km 以上にわたって被害をもたらし、州西部メイフィールドのろうそく工場では当時約110人が勤務中で、多くの死者が出ると思われます。
また、中西部イリノイ州ではアマゾンの倉庫が直撃を受けて崩壊し、多くの人が閉じ込められ、死傷者も出ているようです。
各地で救出や復興作業が進められる中、犠牲者数は100人を超えることが懸念される、というニュースでした。
■編集後記
数ある自然災害の中でも、竜巻の破壊力は大地震や大津波に匹敵するものがありますね。恐ろしくも特異なのは、その通り道に当たったものは全て破壊されますが、極端な話、そこから数メートルでもずれていれば無傷ですむ、というコントラストですね・・・
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