Japan: Death Toll from Torrential Rain in Kyushu Rises to 34
The number of deaths in torrential rain-hit Kyushu region, in southwestern Japan, has risen to 34, while seven more people are still unaccounted for.
■チェック
・death toll 死亡者数
・torrential rain (集中)豪雨
・rise to _ _に上る → _に達する
・unaccounted for 行方不明で
■対訳
「日本:九州豪雨による死者、34人に」
日本南西部の九州地方を襲った集中豪雨による死亡者の数が、これまでに34人に達し、さらに7人が行方不明のままである。
■訳出のポイント
toll の語源は 「税金」 を意味するギリシア語の telos。
ここから、日常的には、
道路、橋などの 「通行料」、
湾岸などの 「使用料」、
といった意味でよく使われる名詞となっています。
ただし、英字新聞では
「被害」 「損害」 「犠牲」
という意味で頻出の単語でもあるので、両者の意味をしっかり確認しておきましょう。
とくに
death toll は、
事故・災害による 「死者」 「死亡者数」
を意味する重要頻出表現です。
death toll from ~ で
「~による死者(数)」 「~の犠牲者数」
となります。
したがって、今日のタイトルでは
Death Toll from Torrential Rain in Kyushu で
「九州の豪雨による死者数」 → 「九州豪雨の死者数」
ということです。
rise to _ が
「_に上がる」 「_まで上昇する」 → 「_に達する」
なので、
Death Toll from Torrential Rain in Kyushu Rises to 34
で
「九州豪雨の死者数が34に達する」 →
「九州豪雨の死者が34人に達する」
ということですね。
hit は 「打つ」 「たたく」 でおなじみの動詞。
英字新聞では、
災害などが 「襲う」 「発生する」
の意味でも頻出の語です。
そこで、
torrential rain-hit Kyushu region
の部分は
「集中豪雨に襲われた九州地方」
となります。
また、本文の頭
The number of deaths は
「死者の数」 で、
意味的には前述の death toll と同じですね。
death toll の方が文字数をかなり節約できるので、新聞の見出しなどではこちらが好んで使われるというわけです。
これらから、本文前半
The number of deaths in torrential rain-hit Kyushu region, in southwestern Japan, has risen to 34,
の部分を訳してみると
「集中豪雨に襲われた日本南西部の九州地方における死者の数が、これまでに34人に達した」。
has risen to 34 では、意図的に完了形で表現されているので、そのニュアンスをくんで
「”これまでに” 34人に達した」
と訳出しています。
対訳では、さらに自然な日本文になるように意訳し
「日本南西部の九州地方を襲った集中豪雨による死亡者の数が、これまでに34人に達した」
としているわけです。
九州北部を襲った豪雨。。。
福岡、大分両県での死者がこれまでに34人に上りました。
さらに、今も7人の安否が分かっていません。
また、こうした人的被害に加えて、筑後川の名物の屋形船や鵜飼いなどの観光業、朝倉市の酪農といった地元産業も大きな打撃を受けており、復興にはかなりの時間を要することが懸念されます。
■編集後記
昨日は広い範囲で大きなヒョウが降ったそうですね。
中には窓ガラスが割れるなどの被害を受けた人もいました。
昼間は天気が良くても夕方になると暗転してものすごい雨。
遠くのカメラでは一部だけに厚い雲がかかって雨を降らせているけど、その雲の下以外は晴れているなんて映像も見ました。
新潟の小千谷市や五泉市でも川の決壊ギリギリまで水位が上昇しました。
これ以上被害を出さないようにしたいものです。
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