Russian Soyuz Spacecraft Blasts off to ISS
A Russian Soyuz spacecraft with three astronauts, including Japan’s Soichi Noguchi, lifted off from the Bailkonur cosmodrome in Kazakhstan early Monday to reach the International Space Station.
■チェック
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・spacecraft 宇宙船
・blast off 発射される→飛び立つ
・astronaut 宇宙飛行士
・cosmodrome 宇宙基地
■対訳
「ロシア宇宙船ソユーズ、国際宇宙ステーションへ出発」
日本人の野口聡一さんを含む3人の宇宙飛行士を乗せたロシアの宇宙船ソユーズが、国際宇宙ステーションを目指して、月曜日未明にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。
■訳出のポイント
blast はもともと 「激しい風」 「突風」 という意味の名詞です。
ここから、「爆破する」 とか 「破壊する」、あるいは笛などを 「大きな音で鳴らす」 という意味の動詞にもなっています。
blast off は 「吹き飛ばす」 → 「爆破する」 という意味の句動詞ですが、今日のようにロケットなどが 「発射される」 「打ち上げられる」 →「飛び立つ」 という意味にも使われます。
意味的には本文で使われている lift off と同じなので、併わせて覚えておきましょう。
「宇宙飛行士」 は astronaut ですが、実はこれは主に米国宇宙飛行士を指す語で、もともとはロシアの宇宙飛行士は cosmonaut と呼んでいました。
今でも英文ニュースでは、ロシアの宇宙飛行士であることをはっきりいいたいときには、この cosmonaut が使われます。
同様に、cosmodrome は cosmo- 「宇宙」 と drome (=airdrome 「飛行場」) が組み合わされた単語で、「宇宙基地」。
とくに、ロシアの宇宙船打ち上げ基地を指して用いる語となっています。
カザフスタン共和国にある Bailkonur cosmodrome 「バイコヌール宇宙基地」は、旧ソ連時代を含めてロシア有人宇宙船打ち上げすべてに使われている宇宙基地です。
実際にはバイコヌールから500キロも離れたチュラタム Tyuratam にあるのに、基地の正確な位置を隠すためにバイコヌール宇宙基地と名付けられたのは有名な話です。
2005年の米スペースシャトルに続き、2回目の宇宙飛行となる野口さんは、今回は船長補佐=副操縦士として重要な役目を担っています。
また、国際宇宙ステーションでは5か月の長期滞在に臨み、来年5月に地球へ帰還する予定ということです。
■編集後記
野口さんの約5ヶ月にわたるミッションは日本人として最長になります。
野口さんは3人の娘さんがいるそうです。
奥さんも含め、5人で米国に住んでいます。
お父さんが宇宙飛行士というのは家族にとってどんな心境なのでしょうか。
今自分はここにいるけど、お父さんは地の果てどころか地球を離れた遠い宇宙で仕事をしているという。。
さぞかし不安も大きいと思いますが、なかなか想像できないです。
(裏)明日23日は天皇誕生日でお休みです。