Massive Quake Kills 200 on Iran-Iraq Border
More than 200 people have been killed and some 1700 injured after a powerful 7.3-magnitude earthquake shook the border region between Iran and Iraq Sunday evening.
■チェック
・massive quake 大規模地震
・border region 国境(地帯)
・some およそ、約
・shake ~を揺らす → (地震が)〜を襲う
■対訳
「イラン・イラク国境で大規模地震、死者200人」
日曜夜にイランとイラクの国境地帯でマグネチュード7.3の強い地震が発生し、これまでに200人以上が死亡し、約1700人が負傷した。
■訳出のポイント
英字新聞ではおなじみですが、
quake は earthquake の省略形。
「地震」 ですね。
massive quake で 「巨大地震」 「大地震」 「大規模地震」
の意味になります。
border はもともと、
地域や平面の 「へり」 「縁(ふち)」 「端(はし)」
を意味する名詞。
ここから、
国、州、地方などの(~との)「境界(線)」
の意でしばしば登場する単語となっています。
「国境」 に関しては、
national border
などと言う場合もありますが、
基本的には単に border が使われます。
今日の場合も、
タイトルでは
Iran-Iraq border で
「イラン・イラク国境」、
本文では
border region between Iran and Iraq で
「イランとイラクの間の国境地帯」
となっています。
shake は
「~を振る」 「~を揺する」 「~を揺らす」
という動詞。
ここから、「地震」 を主語として、目的語(~)に場所・地域などを取ると
「(地震が)~を揺らす」 →
「(地震が)~を襲う」 → 「(地震が)~で発生する」
という表現になります。
そこで、
shook the border region between Iran and Iraq
の部分は
「(マグネチュード7.3の強い地震が)イランとイラクの国境地帯で発生した」
というわけです。
US Geological Survey (=USGS) 「米地質調査所」 によると、今回地震の規模はマグニチュード7.3で、震源はイラン国境に近いイラク北東部。
イラン当局によると、イラン国内で207人の死亡が確認され、負傷者も約1700人にのぼっており、被害者数はさらに増加することが懸念されています。
■編集後記
やはり耐震性とは無縁な構造の建築物が多い地域は、被害が大きくなります。
それにしてもマグニチュード7.3がもし首都圏を襲ったらと思うとぞっとします。
(裏)朝、晩、ぐっと冷え込むようになりました。風邪をひかないようにしないと・・