Japan Picks Mascots for Tokyo 2020 Olympics
Japan has chosen two futuristic robot characters with a traditional checker board design as its official mascots for the 2020 Tokyo Olympic and Paralympic Games.
■チェック
・pick (=choose) 選ぶ、選択する
・futuristic robot character 未来ロボット型キャラクター
・traditional checker board design 伝統的な市松模様
■対訳
「日本、2020年東京五輪のマスコット決定」
日本が、2020年東京五輪およびパラリンピックの公式マスコットとして、伝統的な市松模様をあしらった未来ロボット型キャラクターを選んだ。
■訳出のポイント
pick は
入念に 「選ぶ」 「精選する」
という動詞です。
「選ぶ」 と言えば、動詞 choose が一般的ですが、こちらは、単純に 「選ぶ」 「選択する」 の意。
対して、 pick には、時間や手間、努力などをかけて、
「入念に選ぶ」 「選別する」 「選定する」 「精選する」
というニュアンスがあります。
今日の話題である、五輪マスコット決定については、公募から小学生による投票という過程を経ていることから、
pick 「入念に選ぶ」 という語が使われているわけですね。
futuristic は
「未来」 という名詞 future が形容詞化した語なので、
「未来の」 「未来的な」 「未来を表した」
という意味です。
futuristic robot characters で
「未来的なロボットのキャラクター」 → 「未来ロボット型キャラクター」
となっています。
また、その後に続いている traditional は
「昔ながらの」 「伝統的な」 の意。
futuristic 「未来的」 と traditional 「昔ながら」
と対比させる英語表現となっているわけですね。
つまり、
「昔ながらの(伝統的な)市松模様をあしらった 未来ロボット型キャラクター」
というわけです。
五輪・パラリンピックのマスコットについては、昨年8月、一般公募により集まった2042作品の中から、マスコット審査会が3作品まで絞り込み、その後全国の小学生がクラス単位で投票。
その結果、選ばれたのは、10万9041票(総投票数20万5755票)を獲得した市松模様の未来ロボット型キャラクター案でした。
子どもたちが大会マスコットを決めるのは、初めてのことだったそうです。
■編集後記
気がつけば東京五輪まであと2年。前回が1964年ですから54年ぶりとなるわけですね。
54年といえどもその間に開催された五輪はわずか13回。いかに五輪開催都市に選ばれるのが難しいことかよく分かります。東京の次は2024年がパリ、28年がロンドンと決まっています。
(裏)あと1ヶ月で桜満開か・・・年度末頑張ろう!