Heavy Rains Force 800,000 to Evacuate in Southwestern Japan
Almost 800,000 people across three cities in Kagoshima Prefecture in Southwestern Japan have been ordered to evacuate, as heavy rain raised the risk of floods and mudslides.
■チェック
・heavy rain 豪雨
・force(人)to evacuate 避難を余儀なくされる
・order to evacuate 避難するように指示する
・raise the risk 危険を高める → 危険が高まる
・flood 洪水、(河川の)氾濫
・mudslide 土砂崩れ
■対訳
「日本南西部で豪雨、80万人が避難」
豪雨による河川の氾濫や土砂崩れの危険が高まっているとして、日本南西部の鹿児島県の3市で約80万人に避難指示が出された。
■訳出のポイント
heavy rain は
「大雨」 「豪雨」
という言い方。
もともとは
「力」 「強さ」
という名詞の force。
「(人)に~することを強制する」 「~することを強いる」
という動詞としても頻出です。
とくに
force(人)to V
「(人)に~することを強いる」 →
「(人)が~することを余儀なくされる」
という形でしばしば登場します。
しっかり確認しておきましょう。
今日のタイトルでは
force 800,000 to evacuate なので
「(豪雨が)80万人に避難することを強いる」 →
「(豪雨で)80万人が避難を余儀なくされる」
ということですね。
また、order は
「(人)に命じる」 「(人)に指示する」
という動詞。
したがって、本文の
have been ordered to evacuate
の部分は
「避難するように指示された」 → 「避難指示が出された」
というわけです。
raise は
「持ち上げる」 → 「高める」 「増やす」 「大きくする」
という動詞。
raise the risk で
「リスクを高める」 「危険を高める」
という言い方。
日本語では
「(主語が)危険を高める」 → 「(主語によって)危険が高まる」
と訳すのが通常となっています。
そこで、本文末尾の as 以下は
「豪雨が河川の氾濫や土砂崩れの危険が高めたとして」 →
「豪雨で河川の氾濫や土砂崩れの危険が高まっているとして」
ということです。
西日本から東日本の太平洋側に停滞する梅雨前線の活発化で、九州南部を中心に猛烈な雨が続いています。
鹿児島県では鹿児島市、霧島市、姶良市の全域に避難指示が出されました。
鹿児島、宮崎、熊本の3県では避難勧告をする自治体も相次ぐ中、各地の気象台も、土砂災害や河川の氾濫に対する最大限の警戒と早めの避難を呼びかけています。
■編集後記
九州地方、雨がやんでも土砂崩れの危険性があります。十分ご注意を。避難勧告が昨日出てましたが、脚が悪い方、寝たきりの方がいる場合はすぐに避難ができないケースもあります。避難勧告が出たら早めに決断して避難を進めてください。ところで鹿児島県で行われる予定だった男子ゴルフメジャー(日本プロゴルフ選手権)は初日の中止が決まりました。
(裏)東京は現在小雨です。夜にかけてまた降るようです。