Don’t ‘Play Ghosn’, Yamaha Warns
Japan’s Yamaha Music has cautioned that musical equipment cases are for musical instruments, not for people, in reaction to a spate of “playing Ghosn” posts on social media.
■チェック
・play ~ごっこ(遊び)をする
・warn (=caution) 警告する、注意を呼びかける
・musical equipment case 楽器ケース
・musical instrument 楽器
・in reaction to ~を受けて
・a spate of ~ 相次ぐ~、多くの~
■対訳
「『ゴーンごっこ』 しないで! ヤマハが呼びかけ」
ソーシャル・メディアで 『ゴーンごっこ』 の投稿が相次いでいるのを受け、日本のヤマハミュージックが、楽器ケースは楽器のためのもので、人が入るものではないとして、注意を呼びかけた。
■訳出のポイント
play は
「遊ぶ」
スポーツ、競技を 「する」
あるいは
楽器を 「演奏する」
などの意味でおなじみの基本動詞です。
これらの意味の他にも、
「~のふりをする」 「~のまねをして遊ぶ」 「~ごっこをする」
という使い方もあるので、注意しましょう。
そこで、タイトルの
play Ghosn は
「ゴーンのまねをして遊ぶ」 「ゴーンごっこをする」
という意味になっています。
Don’t play Ghosn で
「ゴーンごっこをしないで」
というわけです。
また、本文では
“playing Ghosn” と
現在分詞=名詞 として使われていて、
「ゴーンのまねをして遊ぶこと」 → 「ゴーンごっこ」
となっていますね。
a spate of ~ は
短時間、短期間の間に起こる 「一連の~」 「相次ぐ~」 「多数の~」
という言い方。
したがって
a spate of “playing Ghosn” posts on social media
の部分は
「相次ぐソーシャル・メディアへの 『ゴーンごっこ』 投稿」
ということです。
日産の前会長カルロス・ゴーン被告が、大型の楽器ケースの中に入って日本から密出国したとされることから、大きな楽器ケースに入ることを 『ゴーンごっこ』 と称して多くの画像が投稿される状況になっています。
今回ヤマハは、公式ツイッターアカウントを通じて、理由には触れないとしながらも、不幸な事故を起こさないために、楽器ケースに入ったり、入らせないように注意してほしい、と投稿しました。
報道によると、ゴーン被告は底面にドリルで呼吸のための穴を開けた、大型の楽器ケース(コントラバスのケース)に身を隠し、プライベートジェット機で関西空港から密出国した、とされています。
■編集後記
ゴーンごっこをツイッター検索してみると、猫をみかん箱にいれたり、洗濯カゴにいれたり、みたいなたわいもない画像が結構出てきますね。それにしてもヤマハによる注意喚起でさらにゴーンごっこに拍車がかかりそうな。。人というのは「やめろ」と言われるとやりたくなる生き物ですからね。。
(裏)東京の朝7時は5度。早く10度くらいにならないかな・・・