Beirut Blast Kills at Least 135
Massive explosions rocked Lebanon’s capital Beirut on Tuesday, killing at least 135 people and wounding more than 5,000.
■チェック
・Beirut ベイルート(=レバノンの首都)
・blast (=explosion) 爆発
・massive 大規模な
・rock (地震・爆発などが)~を激しく揺さぶる
・Lebanon レバノン
・wound ~を負傷させる
■対訳
「ベイルートで爆発、少なくとも135人死亡」
火曜日に起きた大規模な爆発で、レバノンの首都ベイルートは激しく揺れた。この爆発で少なくとも135人が死亡、5000人以上が負傷した。
■訳出のポイント
rock と言うと
「石」 「岩」
を意味する名詞としておなじみかと思います。
しかし、今日の本文で登場している rock は
全く別の単語なので注意しましょう。
もともとは
赤ちゃんや揺りかごなどを 「揺り動かす」
という意味の動詞ですが、
地震や爆発などが 「~を激しく揺さぶる」 「~を振動させる」
の意味でもしばしば使われます。
そこで、
Massive explosions rocked Lebanon’s capital Beirut
の部分は
「大規模な爆発が、レバノンの首都ベイルートを激しく揺さぶった」 →
「大規模な爆発で、レバノンの首都ベイルートが激しく揺れた」
となるわけです。
kill と wound は
それぞれ
「~を殺す」
「~を傷つける」 → 「~にけがをさせる」
という動詞です。
したがって、本文後半は直訳すると
「(大規模な爆発が)少なくとも135人を殺し、5000人以上にけがをさせた」。
対訳では、自然な日本語にするために
「(大規模な爆発で)少なくとも135人が死亡し、5000人以上が負傷した」
としています。
さて、前述の rock、そして、
これら kill、wound
という3つの動詞の使い方に共通していることがあります。
それは
“無生物主語”
が使われていること。
“無生物主語” とは・・・
人や生き物以外の無生物を主語として、まるで意志があるかのように
表現する構文です。
基本的には
「 ( 原因・条件など ) が ( 人・もの ) を~する 」
という意味になります。
これは、英語特有の表現なので、そのまま日本語にすると
「大規模な爆発がベイルートを激しく揺らした」
「大規模な爆発が少なくとも100人を殺した」
というような、少し不自然な文章になってしまいます。
そこで、うまく日本語に訳すコツはと言うと・・・
無生物主語を副詞句のように解釈し、目的語(=人)を主語として捉えることです。
つまり、
「大規模な爆発で、ベイルートが激しく揺れた」
「大規模な爆発で、少なくとも100人が死亡した」
と訳すわけですね。
中東の国レバノンの首都ベイルートの湾岸地区で発生した大爆発。
報道などで、その瞬間、および後の映像を見ると、まるで核爆発のようなすざましさですね。
倉庫にあった大量の硝酸アンモニウムが原因とみられています。
6日朝の時点で死者は135人を超えたと伝えられていますが、5000人以上とみられる負傷者の中には重傷者も多数いると思われ、最終的な犠牲者数がさらに触れるのは必至のようです。
■編集後記
爆発現場から2km離れたホテルのガラスが爆風で割れ、男性が血だらけに。トランプは何を根拠にしているのか分かりませんが何者かによる攻撃だと言っています。先日の福島の爆発事故もそうですが、僕らの生活はかなり危険な事物に囲まれているのだな、と改めて思いました。
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(裏)朝7時の時点で29度、湿度96%。この中のジョギングは本当に疲れる!ぐったり。