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毎日1分!英字新聞 石田

長期宇宙飛行で『心臓が萎縮』か?

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Long Spaceflights ‘Can Shrink the Heart’

Long-term weightlessness in space can cause an astronaut’s heart to shrink, similar to the what extreme endurance swimming does to an athlete, according a new study.

■チェック

・spaceflight(s) 宇宙飛行
・shrink ~を縮ませる、萎縮させる
・long-term 長期的な
・weightlessness 無重力状態
・cause ~ to V ~にVさせる
・astronaut 宇宙飛行士
・similar to ~と似ている、同様である
・extreme endurance swimming 極度な遠泳

■対訳

「長期宇宙飛行で『心臓が萎縮』か?」

新たな研究によると、長期に渡って宇宙の無重力状態にいると、宇宙飛行士の心臓が萎縮する可能性がある。極度な遠泳でアスリートも同様な状態になるという。

■訳出のポイント

shrink は

「縮む」 「小さくなる」

あるいは

「~を縮ませる」

という動詞。

そこで、今日のタイトルは

「長期の宇宙飛行は『心臓を縮ませる可能性がある』」 →

「長期宇宙飛行で『心臓が萎縮』か?」

ということです。

weightless は

「重量がない」 「無重力の」

という形容詞。

weightlessness はその名詞形なので、

「無重力」 「無重力状態」 を意味します。

そこで、本文頭の

Long-term weightlessness in space は

「長期的な宇宙における無重力状態」 →

「長期に渡って宇宙の無重力状態にいること」

となっています。

そして、

can cause an astronaut’s heart to shrink

と続いているので、

「(長期に渡って宇宙の無重力状態にいる事が)宇宙飛行士の心臓を縮ませる可能性がある」 →

「長期に渡って宇宙の無重力状態にいると、宇宙飛行士の心臓が萎縮する可能性がある」

となるわけです。

動詞 do というと

行動、仕事などを 「する」 「行う」

という意味が浮かぶと思いますが、

人などに害、益などを 「もたらす」 「与える」

という意味でも使われます。

そこで、コンマに挟まれた

similar to the what extreme endurance swimming does to an athlete

の部分は、

「極端な遠泳がアスリートにもたらすものに似ている」。

すなわち、

“長期的な宇宙の無重力状態で宇宙飛行士の心臓が萎縮する” のは

「極端な遠泳がアスリートにもたらすものに似ている」 →

「極度な遠泳でアスリートも同様な状態になる」

という意味合いになっています。

今回発表された研究では、2015年から16年にかけて340日間に渡って ISS 「国際宇宙ステーション」に滞在した米宇宙飛行士スコット・ケリー氏について、滞在前後の状態を詳しく調べたところ、心臓が大幅に縮んていたということです。

そして、これは2018年に159日間かけて太平洋を泳断したフランス人ベン・ルコントさんも同様でした。

ルコントさんは毎日6時間海中を泳いでいて、その間は宇宙の無重力に近い状態だったと思われます。

無重力状態では心臓に負荷がかからないため、ケリー氏は ISS滞在中は週に6日は2時間の有酸素運動をしていましたが、それでは十分ではなかったということになります。

研究では、今後は宇宙飛行士の健康を守るために、

宇宙滞在中には

more intensive excise 「より集中的な運動」

が必要だと示唆しています。

■編集後記

地球という重力を持つ惑星で誕生し進化を遂げてきた人間にとって、宇宙の無重力状態が”健康的” であるはずはないですね・・・それも含めて科学の力でねじ伏せていく事が宇宙開発の側面のひとつかもしれません。

さて今日はエイプリールフールですが、スイスでは全面的にエイプリールフールでの「嘘」が禁止となったようです。禁止どころか1,000スイスフラン(約11万7千円)以上の罰金となったようです。日本もいつそうなるかわからないので4月バカで人を騙すときもほどほどにしたほうがいいでですね!続きは(裏)

■編集後記

に!

(裏)今日はエイプリールフールです。

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