Police Identify Arson Suspect after Fire Killed 24 in Osaka
Japanese police identified a 61-year-old male patient as the suspect for starting a fire in a clinic on the 4th floor of a small commercial building in downtown Osaka Friday morning that killed at least 24 people.
■チェック
・identify ~を特定する
・arson suspect 放火の容疑者
・patient 【名詞】患者
・on the _th floor _階の(で)
・commercial building 商業ビル
・downtown 繁華街
■対訳
「24人死亡の大阪火災、警察が放火の容疑者を特定」
金曜日午前に大阪の繁華街の商業ビル4階にあるクリニックから出火し、少なくとも24人が死亡した火災で、日本警察は61歳の男性患者を容疑者として特定した。
■訳出のポイント
identify は
人(物)が 「誰(何)であるかわかる」 「~が同一人物であると認める」
「~を確認(認定、特定)する」
という動詞。
「人の身元を明らかにする」
という意味でもよく使われる単語ですね。
今日のタイトルでは
identify arson suspect で
「放火の容疑者を特定する」
となっています。
また、本文では
identify A as B
「A を B として特定する」
という形で登場しています。
identified a 61-year-old male patient as the suspect for …
の部分では
A = a 61-year-old male patient
B = the suspect for …
なので、
「61歳の男性患者を…に関する容疑者として特定した」
ということです。
そして、容疑の内容を説明している (the suspect) for 以下は
「少なくとも24人が死亡した金曜日午前の火災を、大阪の繁華街の商業ビル4階にあるクリニックで起こした(容疑者として)」→
「金曜日午前に大阪の繁華街の商業ビル4階にあるクリニックから出火し、少なくとも24人が死亡した火災(に関連する容疑者として)」
というわけですね。
patient の語源は
「苦しむ」 というラテン語 pati で、
【pati-(苦しむ)+ -ent(…人)】 → 「苦しむ人」
が原意です。
ここから、
人が 「忍耐強い」 「しんぼう強い」 「我慢する」 「根気がよい」
といった意味の形容詞となっています。
同時に
「病気に苦しむ人」 → 「患者」 「(医者にかかっている)病人」
という名詞としても使われるので、注意しましょう。
ここでは、
a 61-year-old male patient で
「61歳の男性患者」
ということですね。
大阪市北区曽根崎新地の雑居ビル4階のクリニックから出火し、24人が死亡した恐ろしい火災。。。
61歳の患者の男が放火や殺人の容疑者として特定されました。
容疑者は重度のやけどを負うなどして搬送先の病院で治療を受けていますが、意識不明の重体だそうです。
■編集後記
亡くなった院長は、夜10時まで診療をしていて、本当に多くの人々を崖っぷちから救ってくれたのだとか。それから診断書を作る、いつ寝てるのかわからないような人だったという証言もありました。院長の診療を受けて、人生が変わった、院長がいなければ今の自分はない、と語る方々のインタビューを見るたびに、悔しい気持ちでいっぱいになります。
今日の動画
https://youtu.be/kbhJKbVP_Qs
(裏)それにしても神田沙也加さんの転落死、ショックです。明日の記事でお届けします。