Japanese Billionaire Yusaku Maezawa Is Putting up a Basquiat for Auction
Japanese billionaire Yusaku Maezawa is putting up one of the artworks by Jean-Michel Basquiat for auction at Phillips in New York in May. It is estimated to sell for around $70 million.
■チェック
・billionaire 億万長者
・ (Jean-Michel) Basquiat 【米画家】ジャン=ミシェル・バスキア
・put up ~ for auction ~を競売に出す
・artwork(s) (芸術)作品
・Phillips 【英競売会社】フィリップス
・(be) estimated to ~と予想される
・sell for $_ _ドルで落札される
■対訳
「前澤友作氏、バスキア作品を競売へ」
日本人億万長者の前澤友作氏が所蔵するジャン=ミシェル・バスキア作品の一つが競売にかけられる。オークションは5月にニューヨークのフィリップスで行われ、予想落札価格はおよそ7000万ドル(約80億円)だという。
■訳出のポイント
成句 put up ~ は色々な意味で使われますが、
そのうちの一つに
「~を売りに出す」
というものがあります。
例えば
I am putting up my house for sale.
「家を売りに出しています」 → 「家を売ろうとしています」
という具合に用います。
今日の場合は
put up ~ for auction で
「~をオークションに出す」 → 「~を競売に出す」
という言い方になっていますね。
Jean-Michel Basquiat は
米現代画家の「ジャン=ミシェル・バスキア」。
タイトルでは
a Basqiat (artwork) で
「バスキアの作品の一つ」
ということです。
ここでは、冠詞 a によって
今回売りに出されるのが
“複数あるバスキア作品の中の一つ”
ということが分かるわけです。
対訳で訳出はしていませんが、ニュアンスとして理解しておきたい
ポイントですね。
この部分は、本文で
one of the artworks by Jean-Michel Basquiat
「ジャン=ミシェル・バスキアによる作品の一つ」 →
「ジャン=ミシェル・バスキア作品の一つ」
と、より明白に表現されています。
本文の二つの文は、直訳すると
「日本人億万長者の前澤友作氏が、ジャン=ミシェル・バスキア作品の一つを5月にニューヨークのフィリップスで競売に出す。予想落札価格はおよそ7000万ドル(約80億円)である」。
ただし、日本語では
「(人)が~を競売にかける」 よりも 「(人)の~が競売にかけられる」
という表現が一般的である(好まれる)点を踏まえ、今日の対訳では
「日本人億万長者の前澤友作氏が所蔵するジャン=ミシェル・バスキア作品の一つが競売にかけられる。オークションは5月にニューヨークのフィリップスで行われ、予想落札価格はおよそ7000万ドル(約80億円)だという」
としています。
今回競売にかけられるのは、幅約5メートルの
Untitled 「無題」
という大作(1982年)。
前澤氏はこの作品を2016年に5730万ドル(現為替レートで約66億円) で購入しています。
5月の競売で予想通りの7000万ドル(約80億円)で落札されるとなると、この絵画を所有するだけで前澤氏は6年で約14億円の利益を得たことになりますね。
ちなみに、前澤氏は2017年には別の作品をバスキア作品としては過去最高となる1億1050万ドル(約127億円)で落札しています。
■編集後記
何かとお騒がせの前澤氏ですが、日本人の個人の名前が世界のニュースで報じられるのは非常に珍しいことですね。その点、自身のフルネームが英語の headline で何度も踊っている前澤氏はたいしたものだと思います。
今日の動画
https://youtu.be/e8a-yWCufcI
(裏)ゴルフ、国内女子ツアーが今日から開催か・・・ゴルフしたいです。