New Round of China-US Trade War Kicks off
After the US began imposing new 15% tariffs on a variety of Chinese goods on Sunday, China immediately implemented retaliatory measures in the latest escalation of their trade war.
■チェック
・trade war 貿易戦争
・kick off 開始する
・impose new tariffs 新しい関税を発動する
・a variety of Chinese good さまざまな中国製品
・immediately すぐに、直ちに
・implement retaliatory measures 報復措置を取る
・escalation 激化
■対訳
「米中貿易戦争、新ラウンドに突入」
日曜日に米国がさまざまな中国製品に対し15%の関税を新たに発動させたのを受け、中国も直ちに報復措置を取った。米中貿易戦争は激化の一途をたどっている。
■訳出のポイント
kick off は
もともとはラグビーやサッカーで
「キックオフする」 「ボールを蹴って試合を始める」
という表現。
ここから、
「開始する」 「始まる」
という意味で広く使われる言い方になっています。
英字新聞でもしばしば登場するので、再確認しておきましょう。
impose tariffs は
「関税を課す」。
began imposing new 15% tariffs で
「新しい15%の関税を課すことを開始した」 →
「15%の関税を新たに発動させた」
ということですね。
retaliatory measures は
「報復措置」 「報復手段」。
implement が
「~を実行する」 「~を実施する」
という動詞なので、
implement retaliatory measures だと
「報復措置を実行する」 「報復措置を取る」
というわけです。
escalation は
「エスカレートすること」 → 「拡大」 「増大」 「激化」。
そこで、本文末尾の
in the latest escalation of their trade war
の部分は
「彼らの(=両国=米中)貿易戦争の最新の激化において」 →
「米中貿易戦争のさらなる激化の中で」
という意味合いになります。
今日の対訳では、この部分を
「(こうして)米中貿易戦争は激化の一途をたどっている」
と、前の部分全体を受ける形で独立させています。
トランプ政権は1日、約1100億ドル(約11兆7000億円)相当の中国製品への追加関税を新たに発動しました。
そして、対する中国も、約750億ドルの米国製品を対象に報復関税を段階的に発動。
1日には米国産豚肉、牛肉、鶏肉や他の農産品に10%、大豆に5%の追加関税が適用されました。
エスカレートが止まらない米中貿易戦争・・・
すでに出始めている世界経済への影響が懸念されます。
■編集後記
米国がくしゃみをすると日本は風邪をひく、と言われてましたが今や、中国がくしゃみをしても日本はインフルエンザにかかるくらい・・・それが米中がくしゃみをしたら日本は・・・消費が冷え込んでいる中で10月から消費税アップですし、暗いトンネルに時代は入っていきそうです。
※英文記事は、アカデミアジャパン株式会社にてオリジナルで作成しています。無断転載を禁止します。
(裏)今日は1日山王病院・・