毎日1分!英字新聞YouTubeチャンネルがスタートしました。今日の配信記事をその日にネイティブ音声で公開します。

音声の読み上げスピードはNormal, 120%, 150%と3段階。(150%は早口の世界)

これを繰り返し聞けば、1年後にはリスニング力が大幅に向上していることでしょう。今すぐ登録して毎日、リスニングの学習にご活用ください。では!

https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg

毎日1分!英字新聞 石田

ボーイング、737MAX 来月から生産停止に

Pocket

Boeing to Halt 737 Max Production Next Month

Boeing plans to suspend production of the 737 Max starting January, the US aircraft manufacturing giant announced on Monday.

■チェック

・halt (=suspend) production   生産を(一時)停止する
・aircraft manufacturing giant    航空機製造大手

■対訳

「ボーイング、737MAX 来月から生産停止に」

米航空機製造大手のボーイングは、1月から737MAXの生産を停止する予定だという。同社が月曜日に発表した。

■訳出のポイント

halt の語源は、

「止まる」 という意味のドイツ語 halten の命令形 halt。

ここから

「止まる」 「停止する」

という動詞となっています。

意味的には stop とほぼ同じですが、
より堅い語というイメージで理解しておきましょう。

そこで、タイトル中の

halt production は

「生産を停止する」

ということです。

また、本文では

halt の代わりに suspend が使われていますね。

動詞 suspend はもともと

宙に 「つるす」 「ぶら下げる」 の意。

転じて

機能、活動、事業などを 「(一時的に)停止する」 「中断する」

という意味でも頻出の動詞となっています。

前述の halt (=stop) に比べると

“一時的に”

というニュアンスが強い点に注意したい単語ですね。

giant の語源は

ギリシア神話の巨人 「ギガス」 gigas 。

ここから、

物語に登場する 「巨人」 「巨漢」 「大男」

を意味する名詞です。

ただ、人以外にも企業や国、組織などを指すことも多く、

日本語の 「大企業」 「大国」 「大組織」

に当たる新聞用語として頻出です。

特に、企業の場合は前に業種を示す表現をともなって

「~大手」

という形で用いられることが多いですね。

advertising giant 「広告大手」

telecom (=telecommunications) giant 「通信大手」

といった具合です。

今日の場合は

US aircraft manufacturing giant で

「米国の飛行機製造大手」

というわけです。

ボーイング社の新型旅客機 737MAX は、2018年10月にインドネシアで、今年3月にエチオピアで墜落事故を起こして、同3月から世界各地で運航停止に。

同社は年内に

Federal Aviation Administration (=FAA)

「米連邦航空局」

から運航再開に向けた認証を得ることを目指していましたが、その見通しが立たなくなったため、2020年1月から生産停止を決めたということです。

ボーイングは事故後も737MAX の生産を続けており、すでに出荷待ちの在庫が400機に上っているといいます。

■編集後記

10ヶ月以上運航停止のままなのに、生産はずっと続けていたというのは、ボーイングはかなり強気というか傲慢な姿勢だったという気がします。大型旅客機の在庫を400機抱え・・・というのがどの程ヤバイ状態なのか素人には想像しづらいですね。もしかしたら投げ売りが始まるのだろうか・・・それも怖いですが・・・

(裏)今日は第九と家族忘年会

英字新聞の対訳と解説が毎日LINEで届く!毎日1分!英字新聞公式LINEにご登録ください

 

友だち追加

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

 

この記事も読まれています



スポンサーリンク