53 Dead As Heavy Rains Continue to Hit Kyushu, Japan
Torrential rains continued to hit Kyushu, Southwestern Japan, on Tuesday, boosting the death toll to 53.
■チェック
・heavy (torrential) rains 豪雨、強雨
・continue to ~し続ける
・hit (天災が特定の地域を)襲う
・boost ~を押し上げる、
・death toll 死亡者数
■対訳
「九州で豪雨続く、死者53人」
日本南西部の九州では火曜日も豪雨が続き、死亡者数は53人に達した。
■訳出のポイント
heavy rain は
「激しい雨」 → 「強雨」 「豪雨」
ですね。
torrential はもともと
「急流の」 「激流の」
という形容詞。
ここから
激流(奔流)のように 「激しい」
という意味でも用いられます。
そこで、
torrential rain も
「激しい雨」 → 「強雨」 「豪雨」
という言い方になっているわけです。
「打つ」 「たたく」 「ぶつける(ぶつかる)」
という意味でおなじみの動詞 hit 。
英字新聞では
天災などが特定の場所を 「襲う」 「打撃を与える」
という意味でしばしば登場していますね。
【(天災) hit (場所)】
という形で
「(天災)が(場所)を襲う」 →
「(場所)が(天災)に見舞われる」
という意味合いで捉えると、わかりやすいかと思います。
そこで、タイトルでは
heavy rains (continues to) hit Kyushu で
「豪雨が九州を襲い(続ける)」 →
「九州が豪雨に見舞われ(続ける)」。
つまり、
「九州で豪雨(による被害)が続く」
という意味合いになっていますね。
また、本文前半部分は
「火曜日に日本南部の九州が豪雨に見舞われ続けた」 →
「火曜日も日本南部の九州で豪雨が続いた」
ということです。
boost は
「~を押し上げる」
という動詞。
ここから、
値段などを 「引き上げる」
数値などを 「上昇させる」
といった意味で広く使われます。
したがって、本文後半の
boosting the death toll to 53
の部分は
「(火曜日にも豪雨が続いたことが)死亡者数を53に上昇させた」 →
「(火曜日にも豪雨が続き)死亡者数は53人に上った」
となっています。
7日も九州各地で豪雨が続き、熊本県を中心に53人が死亡、2人が心肺停止、さらに13人が行方不明となっています。
まだ被害が把握できていない地域もあり、警察、消防、自衛隊が引き続き捜索して確認を進めている状況といいます。
また、九州ではこの後も大雨が降る恐れがあるということで、まだまだ警戒が必要のようです。
■編集後記
ここ数年の “豪雨” は、もう人が対処できるようなレベルでなくなってきていますね。これからは、河川の近くや低い土地、あるいは土砂災害警戒地域には住まない、というのが最も現実的な対策になるのかもしれません。。。
(裏)東京、都内の感染者は7日ぶりに2桁・・でもまだまだ増えそうですね・・