Japanese Man Gets 18-year Prison Term for 2017 Expressway Road Rage Deaths
A Japanese court on Monday sentenced a 30-year-old man to 18 years in prison in a retrial over a 2017 road rage incident on an expressway that triggered a rear-end crash killing a couple and injuring their two daughters.
■チェック
・_-year prison term 懲役_年の刑
・expressway 高速道路
・road rage deaths (incident) あおり運転による死亡(事件)
・court 裁判所
・sentence ~ to _ year in prison ~に懲役_年の判決を言い渡す
・retrial 【法律】再審
・trigger ~を誘発する
・rear-end crash 追突事故
■対訳
「2017年の高速あおり運転による死亡事故、男に懲役18年」
2017年に高速道路で起きたあおり運転をめぐる再審で、日本の裁判所は月曜日、30歳の男に懲役18年の判決を言い渡した。このあおり運転が誘発した追突事故で夫婦が死亡し、その娘2人がけがをしていた。
■訳出のポイント
term は
特定の 「期間」
を意味する名詞。
そこで、
prison term は
「刑務所(にいる)期間」 → 「刑期」 「懲役刑」
の意味になります。
さらに
_-year prison term で
「懲役_年の刑」 「禁錮_年の刑」
ということですね。
rage は
「激怒」 「憤怒」 という名詞なので、
road rage は
直訳すると 「道路上の激怒」。
追い越しなど、他のドライバーのささいな行為に対して攻撃的・暴力的な反応を示すことを意味する表現です。
「ドライバー激怒症」
などの訳語も当てられますが、
最近は
「あおり運転」
にあたる英語として捉えられています。
「文」
という意味でおなじみの名詞 sentence は
法律用語では
罪に対する刑罰の 「宣告」 「判決」
の意味になるので注意しましょう。
また、ここから
「~の判決を宣言する」 「~の判決を言い渡す」
という動詞としても使われます。
したがって
sentence ~ to _ year in prison で
「~に懲役_年の判決を言い渡す」
という言い方になっています。
本文後半の、関係代名詞 that 以下は、直前の
a 2017 road rage incident on an expressway
「2017年の高速道路でのあおり運転事件」 →
「2017年に高速道路で起きたあおり運転事件」
を説明する文節ですね。
すなわち、
「夫婦を死亡させ、その娘2人にけがを負わせる追突事故を誘発した(2017年の高速道路での運転事件)」
というわけです。
対訳では、この部分を第2文として独立させ
「このあおり運転が誘発した追突事故で夫婦が死亡し、その娘2人がけがをしていた」
としています。
神奈川県大井町の東名高速道路で2017年、「あおり運転」 の末に一家4人を死傷させたとして横浜地方裁判所は、石橋和歩被告に1審と同様の懲役18年を言い渡しました。
石橋被告は2017年6月5日、東名高速下り線で前に割り込んで減速する妨害運転を4回繰り返し、静岡市在住男性が運転するワゴン車を停車させ、後続の大型トラックによる追突事故を誘発。
この事故でワゴン車に乗っていた夫婦が死亡、娘2人が軽傷を負っていました。
■編集後記
この事件は本当に衝撃的でした。心情的には懲役18年でも足りないくらいだと感じまています。それなのに、被告側は控訴する方針を示しているというから、さらに驚きですね。ただ、この事件をきっかけに「あおり運転」が法律で明確に規定されることになったので、その点はよかったです。
今日の動画
https://youtu.be/fLVBZez3DfA
(裏)6月に3日連続最高気温が20度に届かないのは20年ぶりだそうです。。