Ecuadorian Woman Declared Dead Later Found Alive in Coffin
A 76-year-old woman who was declared dead at a hospital was found alive in her coffin after she started banging on it during her wake at a funeral home in Bibahoyo, Ecuador.
■チェック
・Ecuador(ian) エクアドル(人の)
・be declared dead 死亡を宣告される
・coffin 棺、棺おけ
・be found alive 生きていることがわかる
・bang on ~をたたく
・wake 【名詞】通夜
・funeral home 葬儀場
・Babahoyo ババオヨ(市)
■対訳
「死亡宣告のエクアドル女性、棺の中で生きていた」
エクアドルのババオヨ市で、病院で死亡宣告された76歳の女性が、葬儀場での通夜の最中に棺をドンドンとたたき始め、生きていることが判明したという。
■訳出のポイント
declare は
「~を宣言する」「~を布告、公表する」
という動詞で、
declare dead だと
「死亡を宣告する」。
とくに、受動態の
be declared dead
「死亡を宣告される」
という形で頻出です。
alive は
「生きている」
という形容詞。
“死んでいると思ったらまだ生きている”
というニュアンスを含む場合も多い単語です。
「生きて発見される」「生きていることがわかる」
そこで、
be found alive は
「生きて発見される」
「(死んだと思ったら)生きていることがわかる」
「(死亡の可能性があった人が)生存が確認される」
という言い方になっています。
bang は
「ドンドン(バタン)とたたく」「強く打つ」
という動詞。
bang on ~ で
「~をドンドンとたたく」
という言い方です。
今日の場合は
after she started banging on it で
「彼女がそれ(= coffin 「棺」)をドンドンとたたき始めた後で」→
「棺をドンドンとたたき始めて」
となっていますね。
wake はもともと
眠りや夢から「目をさます」「目がさめる」
という動詞。
ここから、
とくに、アイルランドや北イングランドでは
「寝ずに(死者の)番をする、見張る」→「通夜をする」
という意味に使われ、
「通夜」
という名詞にもなっています。
したがって、
during her wake at a funeral home
の部分は
「葬儀場における通夜の間に」「葬儀場での通夜の最中に」
ということですね。
南米エクアドルで9日、心筋梗塞および脳卒中の疑いで亡くなった女性が、通夜中に棺の中で息をしているのが見つかりました。
76歳の女性は中部ババオヨ市の病院で入院中に心肺停止に陥り、集中治療室で措置を受けるも蘇生せず、死亡宣告を受けました。
家族は死亡証明書を渡され、遺体を葬儀場に運び通夜を営んでいたところ、約5時間後に閉じられていた棺からドンドンという音が聞こえ、開けてみたら女性が荒い息をしていた、ということです。
参列者らは騒然としながらも、救急車を呼び女性は病院へ搬送されました。
集中治療室で治療を受けていましたが、その後死亡したとエクアドル保健省が発表しています。
また、同省では、今回の事例を検証するため、専門家による委員会を立ち上げたということです。
■編集後記
医学、科学の進歩で現在ではほとんど見られなくなりましたが、かつては死亡したとされ、その後棺の中で、埋葬している途中で、埋葬後に・・・など実は生きていた、という事例が結構あったはずですね。土葬が基本だった、18、19世紀の欧州では棺の蓋の内側に鈴が取り付けてあって、万が一息を吹き返した場合に鳴らして外に知らせられるような”安全装置”がついていたという話もありました。
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(裏)最近ずっと自宅で仕事しています。オフィスの自分の部屋の空調コントロールが難しいからです。