Israel at War with Hamas Following Surprise Attacks
Israel formally declared war on Hamas and was pounding Gaza with airstrikes after the Islamist militant group launched deadly surprise attacks on Saturday.
■チェック
・at war 戦争状態で
・following ～を受けて
・(deadly) surprise attacks （破壊的な）奇襲攻撃
・formally declare war on ～に正式に宣戦布告する
・pound ～ with airstrikes ～に空爆を続ける
・Gaza ガザ（パレスチナ自治区）
・Islamist militant group イスラム過激派組織
■対訳
「イスラエル、奇襲攻撃を受けハマスと戦争状態に」
土曜日にイスラム過激派組織ハマスが破壊的な奇襲攻撃をかけたのを受け、イスラエルは正式に同組織へ宣戦布告し、ガザへの空爆を繰り返している。
■訳出のポイント
at war は
「戦争中の」「交戦中で」「戦争状態で」
という言い方。
(be) at war with ～
「～と戦争中である」「～と戦争状態にある」
という形が通例です。
Hamas 「ハマス」は、
今日の本文で言い換えられているように、
パレスチナの
Islamist militants group
「イスラム（原理主義）過激派組織」ですね。
イスラエル西部、地中海沿岸の幅５キロ長さ４０キロの地域である
Gaza (Strip)
を実効支配しています。
declare は
「宣言する」「布告する」
という動詞。
declare war on ～
「～に戦争を宣言する」「～に宣戦布告する」
という言い方になっています。
すなわち、
formally declared war on Hamas で
「ハマスに正式に宣戦布告した」
ということですね。
動詞 pound はもともと
物を粉などに「すりつぶす」「粉々にする」
「何度もたたいて平らにする」という意。
ここから、
「～を何度もたたく」→「～を猛攻撃する」
という意味でも使われる単語です。
そこで、
pound ～ with airstrikes は
「～を空爆で何度もたたく」→「～への空爆を繰り返す」
という言い方になるわけです。
ガザ地区を実効支配しているハマスが１０月８日、イスラエル側にこれまでにない規模の奇襲攻撃をかけました。
これを受け、イスラエルは直ちに報復攻撃を開始し、翌９日にはハマスに対して正式に宣戦布告。
イスラエルメディアによると、ハマスによる攻撃の死者は少なくとも７００人に上る一方、ハマス側はイスラエルの報復攻撃で４００人以上が犠牲になったとしています。
今年に入って、米国がイスラエルとサウジアラビアの関係正常化を後押しするなど中東では新たな安全保障秩序構築への動きが活発化。。。
ハマスにとってはパレスチナ国家樹立への希望を脅かすこうした動きにくさびを打ち込むのが狙いかと思われます。
■編集後記
長引くウクライナ戦争だけでうんざりなのに、あらたに中東で火種が爆発してしまいました。イスラエル VS パレスチナの問題は本当に根が深く、しかも米国が大きく絡んでいるので、非常に複雑かつ深刻ですね。ハマスの背後にいるイランや、ハマスよりも軍事力を持つ過激派ヒズボラがどう動くかも気になります。。。
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（裏）昨日久しぶりに渋谷へいったら道玄坂の平置き駐車場のビルが壊されててショック