14 Dead after Giant Billboard Collapses in Mumbai, India
At least 14 people were killed and more than 60 injured after a massive billboard collapsed onto a gas station and houses in Mumbai, western India, due to a violent storm on Monday.
■チェック
・giant (=massive) billboard 巨大な看板
・collapse (onto) (~に)倒れ込む、倒壊する
・gas station ガソリンスタンド
・due to ~が原因で、~のせいで
・violent storm 激しい嵐
■対訳
「インド・ムンバイ、巨大看板倒壊で死者14人」
インド西部のムンバイで月曜日、激しい嵐で巨大看板がガソリンスタンドや家屋へと倒れ込み、少なくとも14人が死亡し60人以上が負傷した。
■訳出のポイント
billboard は
【bill(ビラ)+ board(板、掲示板)】
という成り立ちの語で
通例、屋外の「広告板」「掲示板」「看板」
を指します。
(a) giant billboard
あるいは
(a) massive billboard で
「巨大な広告版」「巨大な看板」
ということですね。
collapse は
建物、足場、屋根などが「崩壊する」「崩れ落ちる」
という意味で英字新聞でも頻出の動詞。
collapse onto ~ だと
「~の上に崩れ落ちる」「~の上に倒れ込む」
という意味合いになります。
gas station は
「ガソリンスタンド」。
ちなみに
この「ガソリンスタンド」は和製英語です。
英語に
gasoline stand
という言い方はないので、注意しましょう。
また、英国では
gas station
ではなく
petrol station
が一般的に使われます。
violent は
「暴力的な」「凶暴な」
という意味で知られる形容詞ですが、
自然現象や行為が「激しい」「猛烈な」「すざましい」
という意味合いでもよく使われます。
そこで、
a violent storm は
「激しい嵐」「猛烈な嵐」
ということですね。
インド政府の商都ムンバイのガソリンスタンドで13日、嵐による強風に煽られて巨大看板が倒壊。
ガソリンスタンドに停まっていた車や近隣家屋が押しつぶされ、少なくとも14人が死亡、60人以上が負傷したといいます。
ちなみに、
車などが「押しつぶされる」「ペッチャンコになる」
という場合には、
英語では、しばしば
pancake
という動詞の受動態が使われます。
この pancake は、もともと
ヒラ鍋、フライパンで焼いた「平たいケーキ」→
「パンケーキ」「ホットケーキ」
を意味する名詞ですね。
ここから、
「パンケーキのように~を平たく押しつぶす」→
「~をペチャンコにする」
という動詞にもなっているわけです。
今日の場合も
Cars and houses were pancaked by a collapsed billboard.
「倒壊した看板で車や家屋がペチャンコになった」
のようにも表現できますね。
■編集後記
看板は高さ70m、幅50m だったとのこと・・・そして、看板を支えていた骨部分は鉄骨で、そんなものが落ちてきたら車も家もペチャンコになりますね。。。怖いです。ここで倒壊の瞬間を見ることができます。
https://youtu.be/hE7ZcAbBOi4
(裏)日本でも強風の日など看板が倒壊してけが人が出るなど耳にしますが・・スケールが違います・・