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毎日1分!英字新聞 石田

ホンダ、2025年度の純利益7割減の見込み

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Honda Forecasts 70% Net Profit Drop in 2025-26
Japan’s Honda has projected a significant decline of about 70% in its net profit for the 2025-2026 financial year, citing the heavy toll of US trade tariffs on the global auto industry.
■チェック
・forecast【動詞】予測する
・net profit 純利益、最終利益
・drop (=decline) 減少、下落
・project【動詞】推定する
・significant decline 大幅な減少
・financial year (営業・会計)年度
・citing ~が背景にある
・heavy toll 大きな負担
・trade tariffs 貿易関税
・global auto industry 世界の自動車産業
■対訳
「ホンダ、2025年度の純利益7割減の見込み」
日本のホンダ自動車は、2025年度の最終利益が約70%減少すると見込んでいる。背景には、米国の貿易関税が世界の自動車産業に大きな負担を課していることがあるという。
■訳出のポイント
forecast と
project は、
どちらも
「予測する」という意味の動詞。
タイトルでは
forecasts 70% net profit drop で
「70%の純利益(=最終利益)減少を予測する」→
「純利益が7割減の見込みである」
ということですね。
また、本文では
has projected a significant decline of about 70% in its net profit
「最終利益における約70%という大幅な減少を予測した」。
対訳では、
「最終利益が約70%減少すると見込んでいる」
と意訳しています。
financial year は
イギリス英語で使われることが多い表現で、
民間企業の「営業年度」「事業年度」、
政府や自治体の「会計年度」「財政年度」
を表す言い方です。
昨日の記事でも触れましたが、
欧米と異なり、日本の企業では4月-翌年3月を「年度」とするのが一般的で、
2025-2026 financial year
「2025年(4月)から2026年(3月)までの年度」
というも、
日本式の年度を表す言い方のひとつです。
日本語訳としては、簡潔に
「2025年度」
でよいでしょう。
cite はもともと
「~に言及する」「~を引き合いに出す」「~を引用する」→
「~を理由として挙げる」
という動詞。
ニュースは報道では、たいてい
citing …
という形で
「~を理由として挙げた」「~を背景に挙げた」
という意味合いに使われます。
日本語にする場合は、
文脈に応じて
「~が背景にある」「~が要因である」「~を理由に」
のように柔らかく訳すことがポイントになるかもしれません。
そこで、本文後半の
citing the heavy toll of US trade tariffs on the global auto industry
の部分は、
「世界の自動車産業に対する米国の貿易関税の大きな負担を理由に挙げて」→
「米国の貿易関税が世界の自動車産業に大きな負担を課しているという背景がある」
ということですね。
ちなみに、
toll は
「犠牲」「代償」「損失」「被害」
などの意味なので、
heavy tall というと
「重い代償」「大きな犠牲」
ということですが、
「大きな痛手」「大きな打撃」「大きな影響」
といったニュアンスでもよく使われる表現となっています。
自動車大手のホンダが、5月13日に2025年度の業績見通しを発表しました。
それによると、米政権の関税措置や為替変動などの影響で、最終的な利益が2500億円と前年比で70%余りの大幅な減益となる見通しだといいます。
同社は、EV(電気自動車)の需要が減速していることも受け、2028年にカナダで予定していたEV新工場の稼働について2年程度延期することも発表しています。
■編集後記
ただでさえ、厳しい日本の基幹産業ですが、今年はトランプ大統領の関税措置がさらなる打撃となりそうです。各社どのように乗り切るのか・・・日産に続いてホンダも大規模リストラが始まるか・・いずれにしても正念場を迎えている感じですね。
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(裏)「不思議の国のアリス」はルイス・キャロルが近所に住む少女たちに即興話を聞かせることからはじまったらしい。

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