Powerful Earth Quake Kills 13 in China’s Sichuan Province
A 7.0 magnitude earthquake has killed at least 13 people and injured 175 in Sichuan Province, south-western China Tuesday evening. The death toll is feared to grow as the epicenter was close to Jiuzhaigou, the popular tourist spot designated to a UNESCO World Heritage Site.
■チェック
・Sichuan Province 【中国】四川省
・death toll 死亡者数
・be feared to 〜すると懸念される
・epicenter 震源地
・Jiuzhaigou 【中国】九寨溝
・designated to an UNESCO World Heritage Site
ユネスコ世界遺産に指定されている
■対訳
「中国四川省で大規模地震、13人死亡」
火曜日夜に、中国南西部の四川省でマグニチュード7.0の地震が発生し、少なくとも13人が死亡、175人が負傷した。震源地はユネスコ世界遺産に指定されている人気観光地の九寨溝に近く、死亡者数の増加が懸念される。
■訳出のポイント
powerful は 「強い」 「強力な」 の意でおなじみの形容詞。
powerful earthquake は
直訳すると「強い地震」 ですが、実際には
「大型地震」 「大規模地震」
のように訳されることが多い表現です。
toll の語源は 「税金」 を意味するギリシア語 telos。
道路、橋などの 「通行料」、
港湾などの 「使用料」
を指す名詞として、また、米国では
「長距離通話料」
の意味でも、広く使われる単語です。
ただし、英字新聞では、もうひとつの意味、
「被害」 「損害」 「犠牲者(数)」
で頻出となっているので、注意してください。
とくに death toll で
事故、災害などによる
「死者(数)」
の意味になりますね。
fear はもともとは、
「恐怖(感)」 「おびえ」、あるいは 「不安」 「懸念」
という名詞。
ここから、
「恐る」 「怖がる」 「心配する」 「懸念する」
という動詞としても、一般的です。
be feared to V で、
「~すると心配される」 → 「~することが懸念される」
という言い方になっています。
そこで、本文第2文、文頭部分の
The death toll is feared to grow は
「死亡者数が増えることが懸念される」 → 「死亡者数の増加が懸念される」
ということです。
designate は正式、あるいは公式に
「指名する」 「指定する」
という意味の動詞。
designate A to B で
「A を B に指名(指定)する」
という言い方になります。
今日の場合は、
be designated to a UNESCO World Heritage Site で
「ユネスコ世界遺産に指定される」
ということです。
中国四川省北部のアバ・チベット族チャン族自治州で8日夜、マグニチュード7.0の地震が発生したニュースです。
現時点では、少なくとも13人が死亡、175人が負傷したとの報道。
震源地は日本人にも人気のある世界遺産の景勝地である九寨溝に近く、その日も9万人の観光客が当地を訪れたといいます。
中国メディアでは、九寨溝のホテルのロビーが損壊したという情報や、山が崩れて100人余りの観光客が孤立しているという情報も流れており、死傷者がさらに増加する可能性が懸念されるところです。
■編集後記
死者数は現時点で20名を越えています。
最近関東でも地震が増えてきたような気がします。地震雲の目撃情報も増えています。
大地震、いつかは来るとは分かっていますがやはり来てほしくないです。
(裏)数年ぶりのお盆帰省。新潟へ。関越の渋滞怖いです・・