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毎日1分!英字新聞 石田

オリンピック、ギリシアに誇りと安堵、そして膨大な請求書を残す

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Olympics Leave Pride, Relief and a Huge Bill for Greece

The Athens Olympics, in which more than 10,000 athletes from almost 200 countries participated, also beat records as the most expensive and most fortified international sporting event ever held.

■チェック

!

・relief 安堵    
・huge 膨大な    
・bill 請求書 
・fortified 防備を固めた

■対訳

「オリンピック、ギリシアに誇りと安堵、そして膨大な請求書を残す」

約200カ国から1万人以上のスポーツマンが参加したアテネオリンピックは、その膨大な費用と堅固な警備という点でも、これまで行われた国際スポーツ競技会の中でも記録破りの大会であった。

■訳出のポイント

relief は動詞 relieve がもとになっています。
relieve は”不安、心配、困難、苦痛などを取り除く、軽減する”という意味です。
「楽にする」「安心させる」などと約されます。

ですから、この名詞形である relief は 
“不安、心配、困難、苦痛などを取り除くこと”→「安心」「安堵」という意味になります。
ようするに、日本語でいう”ホッとした”状態のことを relief といいます。
What a relief! 「ああ、ホッとした!」という表現は日常会話で頻出です。

beat a record は「記録を打ち破る、更新する」という表現。
beat の代わりに break, better, cut, shatter, smash などの動詞を用いても同様の意味になります。

後半の、also beat records as the most expensive and most fortified
international sporting event ever held. の部分は、直訳すると
「これまでで最も高価で警備が堅固な国際スポーツ競技会としての記録の更新もした」となります。

対訳では、これを自然な日本語に意訳して、
「膨大な費用と堅固な費用という点でも、これまで行われた国際スポーツ競技会の中でも記録破りの大会であった。」としました。

■編集後記

あ〜やっとオリンピックが終わってくれた、とほっとしています。

昨日、カミサンの誕生日。
ばっちり前日にプレゼントも渡しましたよ〜!何を?
それは秘密です(笑)夕食は品川プリンスの和食屋へ。
その後、1Fのオープンカフェで家族4人でケーキを食べようとしましたが、台風の影響で凄まじい風!げげげー。しかも混んでいる。
皆、台風の夜になんで飲んでいるんだよ!電車止まるぜ!
頼んだケーキも飲み物も来る気配がない。
店員に帰るよ、と目配せして、私たち家族4人はそそくさとその場を立ち去りました。

石田さんは仕事で毎日どのくらい英語の文章を読んでいるんですか?と読者からの質問。
ええっと、翻訳会社を営んでいる以上、大量の英文が目の前を通過しますが、最近はスタッフが熟練度を高めてきたため、私がするのは本当に簡単な

■チェック

だけです。
少なくとも50ページくらいは読んでます。
タイトル、見出し、図表のキャプションが中心です。
そうです、これだけ読むとなんだか文章をしっかりと認識できるのですから不思議ですね。
フォトリーディングの世界です。
分野も医学から土木、物理学まで幅広く、私の分裂的な思考をさらに分裂させるのに一役買ってくれます(笑)

分裂的な思考、複数的な思考というのは私が大学生の頃から信じている思考のあり方です。
精神分裂病をスキゾフレニーといいますが、普段からスキゾフレニックな思考をしていると問題解決に役立ちます。

丸山圭三郎という言語学者はドゥルーズ=ガタリ(フランスの哲学者と精神医学者 ドゥルーズはアパートの窓から飛び降りて自殺)は言います。
スキゾフレニーとは決して病気ではなく、「制度化された意識の規制の結びつきを破壊し、新たな<組み合わせ>の数々を作り出す潜勢能力が生む症状」であるとのこと。

そうです、私たちの意識は常に目に見えない制度に規制されています。
「重力」(トマス・ピンチョン「重力の虹」)と言っても良いでしょう。
問題解決をする能力というのは、そういった「制度」や「重力」から逃れること、逃走する能力に他なりません。

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